月: 2022年10月

天邪鬼ですみません:菅の追悼文

 国葬で国民を感激させた追悼文、誰が原稿を書いたのか、ともかく以下が震源地だったようで。

 「菅義偉が国葬弔辞で美談に仕立てた「山縣有朋の歌」は使い回しだった! :当の安倍晋三がJR東海・葛西敬之会長の追悼で使ったネタを」(https://lite-ra.com/2022/10/post-6232.html)

 「菅前首相の“絶賛弔辞”コピペ疑惑で赤っ恥 「前提すっ飛ばしなら一種の剽窃」と識者バッサリ」
https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-39135.html?sp

 「菅前首相が引用した「山県有朋」:文庫解説者「出来すぎた話ですね」」
https://digital.asahi.com/articles/ASQB355LYQB2ULZU004.html?pn=8&unlock=1#continuehere


 時代がSNSやフェイスブック、それを検索するビッグデータの時代になって、検索能力も段違いになってきたのhttps://www.koji007.tokyo/wp-admin/edit.php?post_type=postで、コピペも瞬時に判明する時代となりました(余談ですが、学生のレポートのコピペを判読するソフトもできてます)。それを知らずに作文したり、朗読するととんだ赤っ恥かく時代となりました。 

 今日こそ、拙くともオリジナルの言葉で書くことことがきわめて重要になっていると感じます。

 関連で、国葬問題について、評論家田崎史郎がこんなこと言っていて、興味深かった。

 「田崎史郎氏、岸田首相が国葬を決めた理由は「参院選の最中に凶弾に倒れた」 それ以外は後付けと明かす」(https://news.livedoor.com/article/detail/22929305/)

 あれこれ理屈を付け加えたことが、かえって問題をややこしくしたというわけ。岸田周辺に知恵あるブレーンはいないのか。いやたぶん忠告・進言はしているのだろうが、岸田が頑迷に自説に固執しているのだろう。

 今度の息子を総理秘書官にしたことも、ちょっと、空気読めない人だな感蔓延。「「止める人いなかったのかな」岸田総理が長男を秘書官に 元商社マン・翔太郎氏(31)」(https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000270663.html)

【追記】衆院での追悼演説は、野田元首相が行って、こちらは立場を越えて絶賛された。それについてご本人のインタビュー記事がでた。2022/11/6「野田元首相が語る「追悼演説」」(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20221102/pol/00m/010/003000c?cx_fm=mailpol&cx_ml=article&cx_mdate=20221106

 先に書いたオリジナルな言葉の真価はここにある。

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天気予報も「Jアラート」も・・・

 2022/10/4の朝、NHKを見ていたら緊急情報が割り込んできた。北朝鮮がミサイルを発射したらしいので、北海道とあれこれの東京都の島の人は避難して下さい、と。

 なんで北海道と東京の島なのと思っていたら、続報では青森と東京島嶼部となり、それも変だなと思っていたら、大分経って、東京の島嶼部は誤報だった、と。

 この右往左往は、Jアラートの精度を疑わさせるに十分だったような。以前もあったみたいで、またまた世界に赤っ恥をかくことになったようで(福島地震のとき、あっても使えなかった防災アプリ、なんだったっけ)。

 問題は過日の台風での空騒ぎだけではなかった。正確な情報を示すという基本線ができてない。大袈裟に騒ぐだけでは、国民は動かない、動けない。10分後には決着ついているのだから、逃げ場だってない。

「東京島嶼部に誤発信・システム起動せず手動配信…Jアラート、各地で混乱広がる」https://www.yomiuri.co.jp/national/20221005-OYT1T50044/?ref=yahoo

 こんな調子で国の安全は保てるのかっ。というより、庶民はいつも犠牲者になるだけのこと。

【追記】2022/10/5:NEWSによると、今般のJアラートの不始末は、以前の予行演習のデータが未消去されていたからだった、そうだ。何ともお粗末なことだが、担当者の身からすると、分秒を争うどたばたの中でとにかく警告ださなきゃとキー・ボタン押してやっちゃったのだろう。人間のやることはいつでもそんなもんだ。

 幼稚園の送迎車の幼児置き去り問題でも、色々防止策を講じてはいるが、それがむしろ大人の安心感になってしまっている現実が指摘されている。いくらガイドライン作ったところで、それを運用する大人が手抜きすれば悲劇の再発は必定なのだ。そしていずれ手抜きは必ずどこかでやってしまう。

「園バス置き去り、なぜ繰り返されてしまうのか:背景に“大人中心”に傾いた保育」(https://dot.asahi.com/aera/2022092600034.html?page=1)

事後に、しかも園庭に山ほどペットボトル供えてどうする:送迎車の車内で子供でも見えて取れるところに置いとけよ、せめて。それで救える命は確実にある。それすらなぜできないのか。
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世界キリスト教情報第1654信:2022/10/3:ウクライナ難民騒動

≪ 目 次 ≫
▽教皇、今年11月バーレーン訪問、「対話のためのフォーラム」へ
▽教皇、ロシアとウクライナ両大統領に停戦をアピール
▽ロシア正教会キリル総主教がコロナ感染、併合式典は欠席
▽ロシアで部分動員令への抗議デモ続く、拘束者2000人超える
▽ウクライナ難民は「社会保障目的の移民」 と独野党党首発言に非難殺到
▽ブラザー・アンドリュー死去=「オープン・ドアーズ」創始者

 今回は、下から2つめを紹介する。どこの世界でも一部に該当している件で、本当のことを言うと叱られるようで。
◎ウクライナ難民は「社会保障目的の移民」 と独野党党首発言に非難殺到
 【CJC】AFP通信(日本語)によると、ドイツ野党の中道右派、キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首は9月27日、ウクライナ難民が「ウエルフェア・ツーリズム(社会保障目的の移民)」を行っていると非難したことを謝罪した。メルツ氏は今年、アンゲラ・メルケル前首相からCDU党首を引き継いだ。

 メルツ氏は独紙ビルト系列のテレビ局のインタビューで26日夜、ウクライナ難民に対する特別待遇が「無視できないゆがみ」を生んでいると指摘、「ウクライナ難民の間で、ドイツに行ってはウクライナに戻る、ドイツに行ってはウクライナに戻るという、ウエルフェア・ツーリズムが行われている」とか「大勢が制度を悪用している」と主張した。

 この発言に非難が殺到したことを受け、メルツ氏は27日、ツイッターで謝罪文を発表した。「厳しい運命に直面しているウクライナ難民を非難するつもりは毛頭ない。私が選んだ言葉で気分を害されたなら、心から謝罪する」として、「ウエルフェア・ツーリズム」という言葉を使ったことを後悔しているとした。□
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