今回の渡伊は、これまでにないことが幾つかあった。
その第一が、忘れ物である。スーツケースに予め入れておいたはずの着替え類、特に下着がなぜか入っていなかった。下着は着た切り雀では困るので、なので、わざわざローマの、サンタ・マリア・マッジョーレ前のUpimまで買いにいったが、やっぱり日本でのような品揃えにはならないので、結果的に夜洗って乾かして朝着て出るという感じになった。ま、夏のイタリアはそれでも凌げるのである。
第二に、旅行中にケータイ・パソコンのワードが期限切れになったので、ワードで記録できずにEvernoteで書くはめになった。また、ニコンのデジタルカメラで撮影した画像をなぜかケータイ・パソコンに移せなかった。だから時々ケータイで写真を撮ってブログに掲載するはめになった。
第三に、テルミニで盗難に会ったが、この件は他で書いたように、余裕なくよろよろ歩いている様子から、カモのご老体と狙われたのだろうと想像している。
第四に、日本で自宅に引き籠もりしていたせいもあるのだろうが、世の中のケータイ化についていけなくなっていた。あちらでは、コトラルなんかの郊外バスや商品の購入はケータイでの決済が紙の切符や現金と平行で使用されていたが、これは決済方法としてなんらかの紐付けが必要のはず。それが極東の旅行者にもさて可能なのであろうか。そして博物館でも場所によってはクレジット決済でなければ入れなくなっていた。