月: 2023年9月

これも老化か、76歳

 今回の渡伊は、これまでにないことが幾つかあった。

 その第一が、忘れ物である。スーツケースに予め入れておいたはずの着替え類、特に下着がなぜか入っていなかった。下着は着た切り雀では困るので、なので、わざわざローマの、サンタ・マリア・マッジョーレ前のUpimまで買いにいったが、やっぱり日本でのような品揃えにはならないので、結果的に夜洗って乾かして朝着て出るという感じになった。ま、夏のイタリアはそれでも凌げるのである。

 第二に、旅行中にケータイ・パソコンのワードが期限切れになったので、ワードで記録できずにEvernoteで書くはめになった。また、ニコンのデジタルカメラで撮影した画像をなぜかケータイ・パソコンに移せなかった。だから時々ケータイで写真を撮ってブログに掲載するはめになった。

 第三に、テルミニで盗難に会ったが、この件は他で書いたように、余裕なくよろよろ歩いている様子から、カモのご老体と狙われたのだろうと想像している。

 第四に、日本で自宅に引き籠もりしていたせいもあるのだろうが、世の中のケータイ化についていけなくなっていた。あちらでは、コトラルなんかの郊外バスや商品の購入はケータイでの決済が紙の切符や現金と平行で使用されていたが、これは決済方法としてなんらかの紐付けが必要のはず。それが極東の旅行者にもさて可能なのであろうか。そして博物館でも場所によってはクレジット決済でなければ入れなくなっていた。

Filed under: ブログ

朱夏の衣替え?

 2023/8/27の午後、空港からテルミニ駅について、荷物を持ってうろうろした挙げ句、2階の食堂で昼食をとったあと、地下鉄に向かう2箇所のエスカレータのどちらかで、私が背負っていたリュックの一番上に入れていたポーチが抜き取られた。このポーチ、実は今から20年前に北スペインを巡礼した時、同行者の一人が捨てたものをもらって以来使用してきた思い出あるものであったのだが、基本、日本出国後に不用なものをとりあえず入れていたのだ。

 帰国しての第一印象は、羽田空港を出てモノレールのプラットフォームに出た時に感じた身につきまとう湿気の存在。

 帰宅して最初にしたことは、体重計に乗ること。3月のときと同様4kg減量していた。多分今血液検査すると平常値になっているはず。だけど一か月もすると元の木阿弥になるのは分かっている。

 第二にしたことは、帰国しての諸連絡。なにはさておき、毎年9月が更新の「東京都シルバーパス」の盗難届けで電話したら、私が手回しよく更新していた新規を盗まれたせいだろう、10/1以降に届ければ一週間程度で再発行だそうだ。自宅に置いていた旧カードは9月いっぱいは通用するので、とりあえずはそれが使える。

 あと、盗難後のカード使用・不使用がどうも一定していないようで(世の中、銀行やクレジット会社名義のニセメールがあふれているし)、これは順次連絡してみないと判明しないだろう。

 そして第三にしたことは、ローマでの盗難で失った物品の補充。とりあえずは、メモ帳と財布と時計。いずれも自宅に替わりはあるのだが、実際使うのには問題あるものばかりなので、メモ帳以外は、昨日Amazonで注文したら翌日届いた。たぶんこれが人生最期の身につける財布と時計になるのだろうが、財布の方が時計の2倍したのにはちょっと驚いた。それにしても革製品の本場イタリアから帰国してイタリア製牛革の財布を買うなんてなんだか変だよね。あっちではなぜか買う気にならなかったのだが。

Filed under: ブログ