月: 2022年7月

旧統一教会メモ

 ここでも二世問題が。

 2022/7/29:「「信仰するふり」でつないだ家族 旧統一教会2世を救った言葉とは」(https://mainichi.jp/articles/20220728/k00/00m/040/130000c)

 2022/7/30:立花志音「韓国に嫁いだ統一教会日本人妻の歴史観と二世信徒の証言:旧ソ連崩壊後、霊感商法に走った統一教会と日本人の巨額献金の使い道」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71171)

【追記】2022/8/2:今市太郎「岸・安倍家にとって旧統一教会は三代続くファミリービジネス:安倍晋三氏は公明党とカルト宗教を使い分けて独裁者へ」(https://www.mag2.com/p/money/1216474

 上記の書き手が今般の問題に関するプロかどうかは不明なので、分かりやすく単純化したひとつの仮説としては面白いが、眉に唾つけつつ今後の状況の展開を注視していきたい。

【追記2】2022/8/14:やっぱり不正投票もしてたようで。「中傷ビラ、なりすまし投票:旧統一教会信者が明かす選挙支援の実態」(https://mainichi.jp/articles/20220812/k00/00m/040/277000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220814

 〇 2022/8/27 郭文完「脱北者がひもとく、統一教会による北朝鮮支援の30年史:北朝鮮での布教を目指した文鮮明と、北朝鮮に流れ込んだ信者の寄付」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71560)

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さてどうなるか:ウクライナ戦争

 まったく真逆の観測が。

2022/7/23:髙島康司「プーチン勝利宣言は9月11日前後か。日本で報道されないウクライナ軍の損害と本当の戦況https://www.mag2.com/p/money/1213725?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000115_sat&utm_campaign=mag_9999_0730&l=tvy03cf3bd&trflg=1

2022/7/27:渡部悦和「潮目変わったウクライナ侵略戦争、苦境に立たされるロシア:ハイマースの効果絶大、一部で包囲殲滅される露軍大隊も」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71127)

【追記】その後の論陣

2022/8/22:島田久仁彦「プーチンの狂気を呼び覚ます、ウクライナ「クリミア攻撃」の最悪シナリオ」(https://www.mag2.com/p/news/549040/)

2022/8/10:「クリミア奪還へののろしか:ロシア軍空港で爆発 付近にバカンス客も」(https://digital.asahi.com/articles/ASQ8B63TYQ8BUHBI00R.html?pn=3&unlock=1#continuehere)

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ゲノムと政治:技術の軍事利用

 2022/7/2にポンペイの遺体からのゲノム解析の件を報告した。これはまあ牧歌的な話なんだなあと思い知らされたのは、以下のような政治的利用された場合を知ったからだ。

 2022/7/30 毎日新聞「遺骨のゲノム研究、政治利用 「先住」主張し、占領の歴史正当化」(https://mainichi.jp/articles/20220728/k00/00m/040/055000c?cx_testId=122&cx_testVariant=cx_2&cx_artPos=2#cxrecs_s

 なんとまあ、イスラエルは先住民とされているパレスティナ人の祖先ペリシテ人が南欧系であることを根拠にその先住性を否定したという。

 最近の先端科学の成果を利用した同様な動きは他にもある。これも以前紹介した2022/6/3のブログ「ポンペイにロボット考古学者登場:兵器にもなる・・・」。

 ことほど左様に、科学の軍事利用って、そうそう安直に線引きできないわけで・・・。どだい無理なのだ。

【追記】2022/8/5:「軍事から生まれた私たちのテクノロジー:歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない」(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/27421?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=20220805)

 但し有料。

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創価学会メモ

 久々に思い出しついでにメモっておこう。

 創価学会:1957年「大阪事件」、1968年「新宿替え玉事件」、1969年「練馬区投票所襲撃事件」(中心人物に「いちいちこんび」の市川雄一なんてのもいたな)

  内部?告発者:山崎正友、竹入義勝、矢野絢也

2022/7/28:新 恭「統一教会と自民の癒着に公明党がノーコメントの深いワケ」(https://www.mag2.com/p/news/546917)

新恭:年齢不詳

【追記】これで思い出した。以下のブログ参考。2022/7/10「選挙資格の確認ってザルですね」

【追記2】2022/9/8:高橋篤史「「創価学会」団塊世代の退場で、一気に弱体化も」(https://toyokeizai.net/articles/-/616509?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2022-09-08&utm_content=1&mkt_tok=OTA3LUpLVC0yNTEAAAGGuP3NFVQBeQLyJSLQrJ3dyzhqXQD1gXR0R6c54nKhMPNah-Frl705SS076b87198vR8PH9aY_SjKkKIZCpP9MIZmzht3loGFm3oIguAHvVghBGr0)

  2016/4/12:島田 裕巳「創価学会はなぜ社会から嫌われるのか:戦後社会が育てた巨大教団」(https://toyokeizai.net/articles/-/111672)

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仏教界の戦争協力

 宗教と政治の問題のメモを残しておこう。あれ、もう8月だからか。

2022/7/28「戦闘機も献納、国家にすり寄り戦争に加担した仏教界最大のタブーを明かす:【前編】『仏教の大東亜戦争』著者、鵜飼秀徳氏が語る宗教と国家」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71132)

 江戸幕府時代、権力ににじり寄った浄土宗や天台宗、臨済宗が明治になって「廃仏毀釈」によって没落していくなか、それまで「一向宗」という名称で禁圧されてきていた浄土真宗が勃興していった、という流れは、我が実家が安芸門徒に属する私だったが、知らないことであった。

 誤解なきように付言しておく、この戦争協力はなにも仏教界だけだったわけではない、キリスト教も一生懸命にやっていたのは事実なのだ。

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世界キリスト教情報第1644信:2022/7/25:中絶禁止のフィリピンの現状

≪ 目 次 ≫
▽教皇、カナダ訪問は「先住民の人々を抱擁する旅」
▽特別機の機内で記者団に挨拶し、短い講話
▽サイモン総督、トルドー首相、先住民代表たちが出迎え
▽ドイツで「脱原発」議論の激しさ増す
▽中絶禁止のフィリピン、危険な代替手段に頼らざるを得ない女性たち
▽ロシア、「軍事インフラを破壊」とオデッサ港攻撃認める

今回はフィリピンの情報を。いたずらに理想論を言ったところで、状況は悪化するだけのこと、という現実をどう考えるべきか。

◎中絶禁止のフィリピン、危険な代替手段に頼らざるを得ない女性たち
【CJC】米メディア『CNN』によると、カトリック教徒が多数を占めるフィリピンでは、1世紀以上前から人工妊娠中絶は法で禁じられており、中絶したことが判明した女性には2~6年の懲役が科される。

また中絶手術を行ったり、中絶を手伝った医師や看護師らも国から厳しい処罰を受ける。

 そのためフィリピンでは多くの女性が、リスクを顧みず、望まない妊娠や実行不可能な妊娠に対し、中絶以外の方法を模索する。

 『フィリピン安全な中絶支援ネットワーク』(PINSAN)の広報担当クララ・リタ・パディラ弁護士は、フィリピンの妊娠中絶法の「漸進的な解釈」は存在するが、レイプや近親相姦(そうかん)といった深刻なケースや、妊婦の命を救うためであっても明確な適用除外規定はないという。

 パディラ氏によると、中絶を行った女性の大半は貧しい家庭の出身で、その多くが25歳未満だという。法的なサービスが受けられない女性たちは、助産師、神霊治療家、訓練を受けていない医師らが仮設診療所で行う危険な地下中絶手術に頼ることが多い、とパディラ氏は指摘する。□
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世界トイレ事情3例

 赤池リカ「便器の上に土足で立つ!?外国人に聞いた、日本とは違う「トイレ」事情」(https://tripeditor.com/448921)

 以下は4年前のパリの情報。私も紹介したことあるはず。

「立小便対策のエコ便器がパリ市民に不評、景観損なうとの声」(https://jp.reuters.com/article/paris-urinals-idJPKBN1KZ0FI)

 これは1年前。「ライオン・男性の小用スタイルに関する実態調査2021】実験で判明!座り派のお家トイレは“フチ裏・便座裏”が汚れている」(https://www.lion.co.jp/ja/news/2021/3627

 最後のはPRらしいが、試しに買ってみる気になった。

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武田邦彦氏の書き込みが面白い

「多くの日本人が知らない対米戦争の「事実」」(https://www.mag2.com/p/news/545833)

 私は彼のメルマガの会員ではない。いつもちょい読みにすぎないのだが、これ読んで彼が参院選に立候補していたことを初めて知った。彼の経歴が「中部大学元教授」になっているのもそのせいか(満79歳といいご年齢ではある)。彼の論説は時にちょっと「?」なところはあるが、今回の彼の指摘で思い当たる文言があった(私が読んだのは2022/7/19のだが、元原稿のアップは2022/3/9:https://www.mag2.com/p/news/531554/)。

 「日本は正義とか恩とかを問題にするけれど、アメリカ人は歴史も浅く、「お金」がすべてだ。表面上は「正義、自由」などと言うのでついついそれに気を取られるが、実際のアメリカの行動はお金だけだから、本当はわかりやすい。」

 日本についての前言はともかくとして、アメリカについての言説はその通りかもしれない。いやそうだ、という気がしてきた。

【追記】2022/7/23:今、テレビのムービープラスで「大統領の執事の涙」(米国映画、2013年)をやっている。こんな歴史を持つアメリカに偉そうに人権などと言われたくない気持ちはよくわかる。分かりすぎるくらいだ。

 欧米列強(+日本)の居直りを許すな、という視点からは、以下参照:前川 一郎「いま世界で「歴史問題」が炎上している理由:植民地主義忘却の世界史とグローバル化の背景」(https://toyokeizai.net/articles/-/367246):2020/8/7

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宗教と政治:旧統一教会問題に寄せて

 オウム真理教の大暴走のとき、世間は挙げてかの宗教を非難した。確かに暴走は非難されるべきだったが、世の宗教関係者は、キリスト教は、ムスリムはあんなエセ宗教とはまったく違う、と連呼していた。そうしなければ非難が自らに及びかねないと判断したからであろう。私はその風潮に対して、それはおかしい、宗教の一面にはそのような狂気が抜きがたく潜んでいる(「狂気」という語がきつければ、「直情」といい直してもいい)、ある意味でその非日常性が宗教の原動力なのに、それを否定してどうする、とどこかで書いた(ないしは、つぶやいた)記憶がある。しかし今それを再論するつもりはない。

 これは宗教に限ってのことではなく、なににしても同じことだと私は思うのだが、対象を内から眺めることなしに、その対象の本質には触れることはできない。逆に、内部に取り込まれた認識からは外部の常識が非常識に見えてしまう。研究者の難しいところは対象と付かず離れずの関係を維持していくことだ。しかしこの営みは内部からも外部からも攻撃の対象となる、実に困難な道なのである。

 宗教団体を知らない人が宗教を論じると、自分の都合に合わせて過剰反応しがちとなる。生半可な知識で攻撃して恥じないからだ(世論も味方するはずとの打算が見え隠れしているし、それを聞いた信者は「またウソついている」となる)。彼らの分析は不可避的に的をはずして上滑りするのが常である。では内部事情を知っているはずの信者の判断がいつも正しいかというと、これも問題ありとなる。組織防衛が先に立って都合が悪いことには蓋をしちゃうからだ。では元信者はどうか。それが試される試金石が2022/7/20掲載の、以下のような気がする。

 仲正昌樹「安倍氏と統一教会は「ズブズブ」だったのか? 元信者が自ら明かす“実態”」(https://www.mag2.com/p/news/545895?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_wed&utm_campaign=mag_9999_0720&trflg=1)。

 一読して、かなりいい線いっているように思えた。ただ彼が参加していた時期に限っての見聞においては、としておいたほうが無難である。宗教(理念)と違って、宗教団体、特に新興宗教団体は彼も書いているように実に不安定な動体なので、次々に変容していく存在と考えた方がいいからだ。

 その点、既成宗教団体とは牙を抜かれた猛獣のような存在といっていい。図体がいかに恐ろしげにみえてもすでに去勢されたこけおどしで、集金システムだけはそれなりに機能していたりする。それに幻滅したメンタリティがいわゆる「新宗教」に惹かれていくのである。

 いずれにせよ、彼の著作『統一教会と私』が我が図書館に所蔵されているようなので、明日借り出してみようと思っている。

【追記】上記の書籍は、アマゾンで調べたら現在売り切れで、補充も未定となっていたが(時節柄売れていたのかも)、我が図書館所蔵のものは学生の関心が薄いとみえて借り出されておらず、表紙に折り目もついていない新品同様で、首尾よく私の手元に入った。借り出し期限は10月19日まで。帰りの地下鉄を含めざっと5分の2を読んだところだが、至極ごもっともな筆致で抵抗なく読めている。普通では書かれない個人レベルの心情の揺れも包み隠さず吐露していて、それには誠実ささえ感じることができる。  翌日読了:読んでいくとどうも初版ではないらしいが、奥付にそれは書かれていない。改訂新版というべきか。2022/7/28:なお、今現在は入手可能。

 宗教団体の実態は強固な一枚岩ではない。メンバーたちは出身社会層で自ずと意識が異なってくるし、組織側もそれを十分知っていて異なった活用を考えていたりする。このあたり普通の会社が社員の有効活用を考えているのと同様だ。この本の著者は、結果的に統一教会で自己実現できなかったわけだが、語学が得意な高学歴者としての活用が計られ、それが離教へと繫がっていった。これがしがない社会層だったら集金要員で終わっていたかもしれない。しがない信者の中には、その役目を忠実に果たさないと組織からはじかれる恐れで駆り立てられる者も出てくるだろう。社会問題化するのはそういう人たちの行動の場合が多いはず。

 私は何回か出身大学で集中講義をしたことがあるが、その主要テーマは私の持論の、ローマ帝国内でのキリスト教の政治的上昇のからくり、だったりしたのだが、あるとき一番前の席で熱心に聞く男子学生がいて、質問もしてきた。しかし他の学生たちの彼に対する微妙に見下したような反応(露骨にせせら笑うような感じ)を妙だなと思っていた。集中講義が終わった時に、その彼が話したいというのでいっしょに鷹野橋手前の喫茶店に連れて行かれた。そこには他の学生たちも来て、彼らが原理研究会の連中で、ああそういうことかと。彼らはあれこれ夢を語ってくれたが(その中には、第三世界での井戸掘り活動とか、日韓トンネル構想とか、今の「一帯一路」・シルクロード経済ベルト的な構想もあった)、私は「30歳近くになるといずれ教義に疑問に思ったり、組織とぶつかるようになるときが来る、さてそのとき君たちはどうするかな」と、かつての自らの体験を吐露して、まあ軽くあしらって終わったのだが、そういうことがあった。その後の接触は皆無だった。さてあの時の彼らは今どうしているのだろうか。

 教祖の死亡、教祖一族の遺産相続問題での内紛、それに識者信者層内の分裂(特に教祖による北鮮評価の変化を転機とした)、と、ご他聞に漏れず他の宗教団体と同様な問題を抱えているようだ。それで納得できたのだが、私が時々覗いてみるブログに書き手が同系列の、しかしおそらく反主流の『世界日報』系の人らしいものがあって(http://blog.livedoor.jp/wien2006/archives/52336567.html)、しかし論旨に全然と言っていいほど色を感じなかった理由もそのあたりにあったのか、と(以下参照:https://mainichi.jp/articles/20220802/k00/00m/010/137000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20220803)。

【追記2】

2022/7/22「旧統一教会は「日本にだけ献金要求が大きかった」元信者の大学教授が理由を解説」(https://news.yahoo.co.jp/articles/364c9907be412f60e907f61fc3f78dbfb9711d2b)

仲正昌樹(1963-)

【追記3】以下は、読書会メンバーからの質問「統一教会ってキリスト教なんですか」に答えた返信です(一部付加修正)。

「私はこの問題を宗教史的観点から見ています。
 そもそもキリスト教は、ユダヤ教の中から出たわけですが、イエスを神であり救世主としたので、ユダヤ教の異端とみなされ、迫害もされました。にもかかわらずキリスト教は成長してきました。
 なのでユダヤ教から見るとキリスト教はユダヤ教の「異端」といえる存在です。
 
 統一教会は教義の中心を旧約聖書から採用してますので、アメリカのモルモン教(独自の教典「モルモン書」を持つ)同様、キリスト教とまったくの無関係とはいえない存在ですが、教義的に新約の不完全さを全うする教祖の文鮮明を救い主にしているので、現在のキリスト教主流(カトリック、正教、プロテスタント)からは異端視されています。

 成長途上の新宗教が先行既成教団に対抗する場合、その時代の許容範囲を超えた活動に走るのはよくある事態で、統一教会の霊感商法などもその一つだと思います(真理オウム教も同様です)。世間的にみると、それで人生を棒に振る信者もいるわけですが、本人はそれを神から与えられた「試練」ととらえて、さらにのめり込む場合もあるのです。
 「カルト」といわれる団体は分派特有の直情型の行動形態をとりますが、何らかの形で先行する既成宗教の影響を受けているので、統一教会も大きな枠ではキリスト教に含まれるわけです。

 今は正統派になっている集団も、そうなる以前はご同様の行動パターンをとる信者がいて、彼らのほうが一般の信者よりも教勢拡大に大いに貢献していたのだけど、教団がそれなりの大きさになると、今度は社会的認知を得るために、彼らを「狂信者」「異端」として排除するという手のひら返しをするわけです。
 まあ創価学会も昔と比べればやたらおとなしくなりました。社会常識に順応した宗教団体への過渡期にあるわけです。巨大なだけに、今に分裂するか内実を失っていくはずです。

 文鮮明は生前に七男の亨進を後継者に指名したが、死後に、教団は妻の韓鶴子が継ぎ(実際は長老たちに担がれてのことらしい)、三男の文顕進もメシア宣言して「グローバルピースフェスティバル財団」を分派、継承権を奪われた七男の文亨進は「サンクチュアリ教会」としてアメリカで活動し、なんと「銃」を重視した宣教しています(トランプの支援者でもある)。この七男は6/25からちょうど来日していたようですが(私は最初、「銃」がらみで狙撃犯はこの分派所属と思いました)、まあ教祖一族をねらっていたけど3つに分派しているのなら誰殺しても無意味なので(誰をやっても残りの二人が喜ぶ)安倍を狙ったということらしい。
 ご興味あれば、以下をご覧下さい。
https://aruda.hatenablog.com/entry/20220709
https://cult110.info/news/moon-hyung-jin-japan/」

 この最後のHPは「キリスト教異端・カルト情報サイト:異端・カルト110番」と銘打っており、キリスト教関係のあやしい集団についての専門サイトのようです。

【追記4】2022/8/1「統一教会がカネ集めに使った「日韓トンネル」:騙されて3億7000万円出した人も」(https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-1781726/)
 この記事読んで思い出した、私が鷹野橋の喫茶店で聞いたのはこれだった、と。「大陸横断鉄道」だったのか「国際ハイウェイ」だったのか、はもう忘れてしまったが。
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アウグスティヌスの内妻だった女

 アウグスティヌスは、親元を離れてのカルタゴでの遊学生活の中で16,7 歳で同棲していた女性がいて、18歳で一子を得ていたが、14年後にミラノで望外の立身出世を果たした彼は母の強い意向で内縁関係を解消した経緯があった。この事情は彼の『告白』(IV.2, VI.13-15)から伝えられてるわけだが、なんとその離別から10年以上経って、ヒッポの司教になっていたアウグスティヌスに、かの女性から書簡が送られてきていたという。それが”Floria Aemilia Aurelio Augustino epistcopo Hipponiensi Salutem”であることを、私はググっていて初めて知ったのである。

 もちろん歴史学的にそんなものが残っているわけではない。ノルウエー人作家Jostein Gaarderの創作小説なのだが、その邦訳が1998年に堂々たる出版社から出されていたことを今頃になって知ったのは、私の不覚である。

 ヨースタイン・ゴルデル(須田朗監修・池田香代子訳)『フローリアの「告白」』日本放送出版協会、1998年、¥1600。

 あまり売れているようには思えず、今でもアマゾンで定価よりも安く売りに出ているので、興味ある人は急いで購入すれば破格の値段で入手できるはず。

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