先週、知人と練馬駅近で飲むことあった。豊島園から歩いていける距離だったので歩いたのだが、練馬文化センター付近に行くべきところ、私は豊島園通りを南下して、練馬駅の西端をそれと誤認して、そっから東に曲がり、まあ結果的には再北上して目的地についた。
問題は最初に曖昧な記憶にたよって、こっちが目的地と思い込んだのだが、記憶間違いが重症になると、たとえば駅を出たら「ここはどこ、私は誰」状況になるのだろうなと容易に連想できてしまう。
妻も、一年ほど前、海馬の血流が滞って、短期記憶障害が起こったが(私が夫であることは認識できていた)、これはまあ一晩寝て翌朝には快癒してたので、よしとするも(本人たちは熱中症の事例と認識している)、その日の日中の記憶がないものだから、三分とはいわず1分ごとに「今日は何日、今は何時」と連呼して聞かれるという異常な状況だった。迷い子になったら面倒なことになるはずだ。