月: 2024年6月

妻のリタイア問題

 妻は私より半年遅く産まれているので、当年とって76歳である。26歳で結婚したので今年めでたく50年目ということになる。

 どこかで書いたことあるような気がするが、彼女がなぜ私と結婚したかというと、文学部に所属して将来的にたいした収入がありそうもないこの男ならずっと働かせてくれるだろう、との思惑があったと私は固く信じている。要するに彼女は55年前に一生職業婦人として人生を全うしたいと考えていたわけである。

 その後の状況は彼女の思惑通りとなり、放射線◎◎研究所を皮切りに、岡山県時代に職を得た厚生省医療技官を停年まで勤めあげ、その後もそれ関連で国立病院機構に移り、そこも停年で辞して医療法人に勤務してきた。その妻がそろそろリタイアを考え出したようで、「やめたらなにしたらいいんだろう」と言い出したのだ。

 このあたりが私と違うところで、私はリタイア後も本とパソコンさえあればそれまでの勉強を継続できるわけであるが(雑務がなくなっただけ時間的・精神的余裕すらある;但し老化は否めないが・・・)、彼女の場合は職場を離れるとそれまでの人生と切断されてしまうのだから、「なにすればいいのだろう」となるわけである(男性だってほとんどの人が同様だろう)。健康寿命は女性で75.4歳(男性で72.7歳)でもう過ぎているわけだから無理しないで、私としても余生を充実して生きてほしいわけだが、平均寿命まであと10年(男性はあと4年:平均余命だと、それぞれあと15年、11年はある。なんとも先の長い話になるが・・・)、何に生き甲斐を求めればいいのか、これを大問題と言わずしてなんと言うべきか。

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妻の新コロナ感染事件

 妻が今週水曜日に、朝起きたら勤め先に電話して「コロナになったから一週間自宅待機」とおっしゃる。そういえば前夜ちょっとセキして早めに寝ていたが、そのせいか。

 来週月曜日から勤めが再開するのだが(待機日数も減っている由)、このところ長時間働いていたのでいい骨休めだろう。しかし私に伝染しても困るので、孫娘がきたときに寝る別室のベッドに私は寝ることにして、それ以外にそう警戒することなく生活している。嫁さんのほうも最初は家の中でマスクしていたが、もうはずしていて、頭痛と喉の痛みがなくなったとおっしゃっている。

 私も罹患することなく無事に過ごしたいものだ。

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約77歳の体力と整理作業

 この8月で満77歳になるが、住んでるマンションが今年後半を使って大規模修繕になる。12年ぶりの大事である。業者からはバルコニーに置いているものすべての撤去を求められていて、あれこれ置いてあったモノの持ち出しに追われている今日この頃(といっても、区への粗大ゴミ処理に出すだけだが)、ここ一週間毎日少しずつ処理してきた。例外が大物の籐性のTV棚で、分解のためにテレビで見た夢グループの電動切断器をすでに購入済みだった。バルコニーに置いていたこれが例の鳩問題の古巣だったので、解体せねばと思いつつ糞の問題もありなかなか手が出せなかった難物で(糞には感染症のもとが色々いるので)、これまでマスクと手袋をして少しづつ分解してきていた。歳のせいもあって体と気力が長続きしない事情がある。

 しかし、6/20からとうとう大規模修繕の足場の組み立てが始まったのに急かされる感じで、作業を急がないといけないのだが、最大の悩みは、なぜか余分にあって放置していた3m強の金属製物干し竿の処分であった。粗大ゴミは1.8m以内の長さにせよとのお達しがあるので、金属棒2本を半分にしないといけない。金属が切れるのこぎりをAmazonでレビューをあれこれ見て、「切れない」との低評価もしっかりあったので、体力の落ちているわが身を考えてよほど価格の高い電動式にしようかと迷ったのだが、たった一回の利用のため二万円はちょっとどうもと躊躇して、ちゃんと切れているとも書いてあったのを信頼して、選んだのはなんと本体500円弱のもの、それに念のため替え刃も含めて800円台。

 安物買いにならなければいいがと心配しつつ、届いたものでさっそくチャレンジしたら、あれれ意外にも一本5分くらいで予想外に簡単に切断できたのだ(半分くらい切り目を入れたら、あとは簡単に折ることできました:たぶん鉄ではなくアルミ製だったのかも)。結果的に替え刃はとりあえず不用だった。粗大ゴミ料金はパイプ類10本まとめて200円券2枚なので、道具の方はやたら安上りだったという次第。まあ保存しておけば今後もパイプ切断に使えるだろうし。

 他にも疑似青銅製のベランダ用テーブルと椅子があるが、この機会に処分することにして、これらはボルトを抜いて簡単に分解できたので、ひとまとめにして粗大ゴミ代800円で出だすことにした。そして切断した木材などをゴミとして出すため、近くのスーパーなんかで売っていない90リットルのポリ袋を、夕方になって雨もあがってから練馬駅の西友にまで買いにいった。

 こっからが本論なのだが、昨日こういった作業をちょっと集中してやったせいか、本日朝起きたら腰にダメージが。それだけではなくそれ以上に困ったのは、なぜか視力にも影響が出てきているようで、目の調子が今一で下手をすると目眩の原因となりそうな予感が。昨日のパイプ切りでの肩の疲労の影響とか、はたまた足場工事でこのところ機械音がうるさいので耳経由でのストレスがあるのかも、と次々思いつく原因のネタに不足はない。

 処分最後の大物は日よけで、植物性のよしずのほうは普通ののこぎりか手持ちの電動のこぎりでバラバラにして「燃えるゴミ」で出そうと思うが、別の化繊のそれらは今回分解せずに金属パイプともどもとりあえず室内の廊下に収容するしかないだろう。

 施工業者からは7/15までに処分よろしくとのチラシが昨日重ねて配布されてきた。時間的にまだ余裕あるので体力と気力が折れないよう休み休みやっていくしかない。

 目に来るのが困りもので仕事ができない。ちょっと体を動かすとこれだから、やれやれである。【夜になってようやく目が気にならなくなった。だから夜更かしすることになる。これもなんだかな、だが】

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今朝の夢

 今朝見た夢の中で、最近まとめようと思っていた論題の段取りが出来て、これで書けたなと思っていたら、夢だった。

 こういう夢は、記憶している限りではあるが、修論で煮詰まっていたときに見た記憶がある。いい論題を見つけ驚喜して書いたと思ったら、夢だった。そのときは内容も忘れ果てていたので、文字通り「邯鄲一炊の夢」。

 こんな夢を未だ見るのは、ひょっとして「風の果て、尚足るを知らず」かなと思わざるを得ない。ところで久々にテレビで見た原作・藤村周平『風の果て』を購入する気になってしまった。

 「日残りて 昏るるに 未だ遠し」これも藤村の『三屋清左衛門残日録』の決め台詞。どうやら藤村はこういう引きずる意識が強いらしい。

 ところで、前日これといって運動もせず、長々と寝たのに起きたときに腰周りが痛かった。理由は視力の不具合で姿勢が悪くなっているせいか、と素人診断している。

 診断といえば、一昨日薬をもらいにいった医院で、看護婦さんがブツブツいっていたが、医者がいつもとは違って「間食は」とか「腹囲は」とか聞くのでおかしいなと思っていたら、なんか制度が変わってそういう問診しないといけなくなったせいらしい。家に帰って嫁に言ったら、また現場知らずの厚労省の官僚が阿呆な思い付きを実施せよと言いだしたのだそうだ。

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