桜を見る会の忖度報道

 今日の毎日新聞のウェブ記事に以下が掲載されていた。

 「桜を見る会」に首相や与党などの推薦で招待された人たちの名簿を、内閣官房と内閣府が会の直後に廃棄したとされる問題で、名簿の保存期間を「1年未満」とした両官庁の対応に官僚からも疑問の声が上がっている。 ▽他省庁官僚からも「あり得ない」 疑問相次ぐ内閣府の「桜を見る会」名簿 廃棄の謎 https://l.mainichi.jp/vFeqmdV

 私からすると官僚システム的に至極まっとうな理解と思われるのだが、こういう見解がなぜテレビのニュースにさっさと出てこないのか、不思議でならない。公正な報道とは何か。今に始まったことではないけれど、現場の記者の取材記事が新聞社の紙面にはそのまますぐには載らないということなのだろう。時期をずらしての掲載や、ウェブ記事は記者のガス抜き、会社としては免罪符なのだろうか。

 史料として後世に残るのは紙面情報だけなのだろうか、それともウェブ情報も残るのだろうか、知りたくなった。また、記事の出し方・時期まで目配りする必要があることに今回気付いてしまった。

【追記】元大阪府知事・大阪市長の橋下徹氏によると、すべての根源は、森友問題での事後処理の駄目さにある、といっていたのが印象的。その通りだと思う。https://mainichi.jp/articles/20200121/k00/00m/010/085000c?cx_cp=nml&cx_plc=bnr&cx_cls=newsmail-cp_article

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