西欧農業国の実態を見よ:飛耳長目(39)

 コロナがらみで毎日新聞のウェブ記事「食料危機は来るのか」を見て、ビックリした。http://nml.mainichi.jp/p/0000066d75/2595/body/pc.html

 たとえば、農産物の輸出大国フランスでは、農業従事者の8割が北アフリカや東欧出身の外国人に頼っているので(知らなんだ〜)、欧州連合への渡航禁止で労働者確保が困難となり、約20万人が不足すると試算されている。

 農業労働者を急募したら今回の件で職を失った人々が殺到し1週間で24万を越えたが、農場の場所や収穫時期との折り合いがうまくいかないケースや、収穫作業は未経験者にとって簡単でないので、採用に至る数は少ない由。あげく、大幅な収穫減を見越して農産物輸出国が軒並み輸出制限をかけ出している。

 かくして、「世界食糧計画(WFP)は21日発表した報告で、20年に世界で食料不足に陥る人が19年から倍増し、2億6500万人に上る恐れがあると推計している」。もちろんそのしわ寄せは、開発途上国の住民たちに向かう、はず。

Filed under: ブログ

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Comment *
Name *
Email *
Website

CAPTCHA