ウェブ記事を見ていたら(「困窮し東京離れる団塊世代 料理人コウイチさんの老後」https://digital.asahi.com/articles/ASN5F51M4N5CUTIL00M.html?ref=mor_mail_topix2)、都内某区の74歳単身男性が毎月受領している生活保護費が月13万円ほどと書いてあった。都内の特養は待機者が多く、群馬県の施設でも3食付きで月15万かかる由。差額2万はどうしていたのだろうと気になったが、それには言及がなかった。私の母の場合、父が死ぬまでずっと専業主婦で扶養家族だったが、それでも月13,4万くらい年金もらっていた(被爆者加算もあったような)。広島で施設に入った場合でも、なんだかんだで20万弱はかかり、それが東京だと特養は入所が無理なので、私立の施設でまあ軽く25万、とそのあたりは実体験したので見当がつく。私の母の場合は広島の賃貸収入があったので、老後後見人としては本当〜に助かった。私の年金もまったく足りそうにないから(団塊の世代の我ら1947年生まれから年金額ががくんと減ったことはご存知だろうか。そのあたり人生の諸先輩はどうやら私の倍はいただいているらしい:私の年金受領額は月あたりで生活保護費の数万円ほど上乗せにすぎない)、広島の家を手放す気はまったくない。しかし築40年物だからあと10年持つかどうかだろうが。ま、私の生存期間には十分か。
それはさておき、私がその記事を読んで不意打ちだったのは、生活保護費が年金並にもらえている、というこれまで私が知らなかった事実だ。昨年10月の厚労省の調査だと、生活保護を受給している世帯は164万人弱で、うち高齢者世帯は90万弱、うち単身世帯は82万強で過去最多、の由。
これが日本における高齢者の平等な受給現状なのだ、と初めて得心がいった。ありがたい制度だと思う反面、いずれにしてもとてもではないが、年金に依存しての老後など心細い現状には違いない。若い人たちは私よりもっと大変ダと思う。頑張ってください。
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