世界キリスト教情報第1669信:2023/1/16:少年虐待疑惑の枢機卿死去

≪ 目 次 ≫
▽バイデン米大統領、キング牧師の教会で演説、分断解消呼びかけ
▽教皇「核の脅威の下では全員が敗者」=駐バチカン外交団との集いで発言
▽コンゴの教会、日曜礼拝中に爆発、10人死亡
▽東部ソレダルで抗戦続く、ロ軍に大きな損害=ゼレンスキー氏
▽フィリピンで「ブラックナザレ祭」3年ぶり開催
▽オーストラリアのジョージ・ペル枢機卿死去=少年虐待で逆転無罪

 今回は最後の情報を。真実はいかに。

◎オーストラリアのジョージ・ペル枢機卿死去=少年虐待で逆転無罪
【CJC】シドニー発時事通信によると、オーストラリア最高位のカトリック聖職者で、バチカンの幹部だったジョージ・ペル枢機卿が1月10日、ローマの病院で、心疾患のため死去した。81歳だった。

 ペル氏は少年への性的虐待を巡り、下級審で実刑判決を受けたが、最高裁で逆転無罪となった経緯がある。

 1941年、豪ビクトリア州生まれ。メルボルンやシドニーの大司教を経て枢機卿となり、2014~191年にバチカンの財務責任者を務めた。

 ペル氏はメルボルン大司教当時の1990年代に、10代前半の少年2人に性的虐待を行ったとして起訴された。2019年に一審と控訴審で禁錮6年の刑が言い渡されたが、20年に最高裁は一転して無罪判決を下した。

 ペル氏は1月5日、前教皇ベネディクト16世の葬儀に参列したが、関節手術のため入院していた。シドニーで埋葬される予定。□
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