投稿者: k.toyota

世界キリスト教情報第1676信:2023/3/6

元情報に行ってみたら以下の文言が。「≪連絡≫世界キリスト教情報(第1676信)は3月6日に送信すべきところ、主宰者の一身上の理由で、送信が3月7日まで出来ませんでした。申し訳ありません」。

◎中国が全人代開幕、23年成長率目標「5%前後」
◎教皇、今年4月にハンガリー司牧訪問
◎ウクライナにおける戦争から1年、教皇の祈りとアピール
◎ブラジル貧民街の個人宅、「今年の家」に 建築専門サイトが選出
◎クフ王のピラミッドで未知の空間発見、構造解明に期待

 今回は、キリスト教情報とは思えないが、最後のを紹介してみよう。

◎クフ王のピラミッドで未知の空間発見、構造解明に期待

 【CJC】カイロ2日発ロイター通信(日本語)によると、エジプト観光・
考古省は3月2日、首都カイロ近郊のギザにあるクフ王のピラミッド内部に通
路のような空間が見つかったと発表した。4500年の歴史を持つ大ピラミッ
ドにおける新発見につながる可能性もある。

 見つかった空間は長さが約9メートル。2015年に始まった「スキャンピ
ラミッド」プロジェクトによる成果で、3Dシミュレーションや宇宙線を利用
した新技術を駆使してピラミッド内部構造の調査が行われた。

 学術誌「ネイチャー」に掲載された論文によると、今回の発見はピラミッド
の構造解明につながる可能性があるほか、切妻型になっている新たな空間の目
的についても調査が行われる。

 エジプト考古最高評議会のモスタファ・ワジリ議長は、今後もスキャンによ
る調査を続けるとし「通路の奥に何が見つかるかを把握したい」と述べた。

 宇宙線が大気に衝突して生じる「ミュー粒子」を利用した調査には、名古屋
大学の技術が用いられた。□

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(2)順調な外食と自炊

 ポンペイではコンドミニオを借りて、まあ基本は自炊をしている。ここは洗濯機がないのと炊事道具が不十分なのが欠点だが,空間的には広くて、周遊鉄道のサンクチュアリ駅歩いて1分だから、我らには至便である(4星ホテルのパルマと同じ建物だから基本いい集合住宅なのだろう)。[ところが、あとから悩まされ出したのが、イタリアではよくある、シャワーで温水が出なくなるという事態:テクニコが二回きたけど、最後は洗面所は温水出るけど、シャワーはいっかな冷水のままだった:家主に言わせると同時に2箇所で使うなと。そんなあ]

 ①は昨3月4日の昼は、OG君ご推奨のピザ屋(Mercato Pompeiano:ちょっと国鉄駅方向)に行ったのですが、安いはずの「デ・ラ・カーザ」(その家のワイン )を頼んだのに21ユーロの立派なボトルの白ワインが出てきて、若いかわいいお嬢さん給仕にうまくやられた感ありでしたが、まあ美味しかったので許します(本当は許さない!)。ピザは典型的なナポリ・ピザで周りの土手がやたら立派で、私は6ユーロ、OK氏は6 .5ユーロ、そして写真添付したOG氏のは10ユーロ、それに席料のコペルト計6ユー ロと、ピザ屋のくせにリストランテ並にぼったくる。甘く見られたものだ。こうなるとチップなしね。  

半分食べて、一休みのOG・ピザ

 ②われらみな満腹で、OG氏は晩飯パス。我らはちょっと薄いステーキを自炊。

我らの夕食:これにコンソメ味の冷凍野菜のスープがつく。パンもうまいので、充分いける。

 基本、冷凍野菜にコンソメ入れた温かいスープがよかった。それに近所の小さなスーパーで購入したパン(長細いのと亀の甲型)がいずれも美味だったのがうれしい。

 それにしても、後半、OG君が近くのB&Bに来てからは、一緒に夕食とるようになったのだけど、彼の腕前はたいしたもので、我らは手出しできないレベルでした。米使ってのチャーハンや、冷凍フンギと鶏肉の惣菜など実に美味しかったなあ。

③ OG君のご所望で、私がごひいきのジャルディーノのあるオステリア(Osteria da Peppino)に一夕行った。入口から中を覗いたら、以前と異なって黒と白を基調とした洒落た造作なので、あれ店間違ったかと思って周囲を見直したのだが、場所はここだと意を決して入ると、どうやらその屋の家族が夕食をしていたらしく、母親然とした女性が立ちあがってエスコートしてくれ、そのあと若いカメリエーレが給仕してくれた。彼が最初に持って来たのは、なんとQRコードとパスワード。これにはとまどってしまったが、どうやら代替わりでの新機軸といった感じ(昔なじみのご主人の顔が見えなかった)。さすがにiPhone情報はメニューだけで、注文はカメリエーレ、略してカメさんが取りに来るシステムだったのでなんじゃらほい。このあたりが、日本のシステムとちょっと違うわけ。

 やっぱりデ・ラ・カーザで頼んだ白が立派なボトルで出てきて、しかも微発酵で美味、ワインリストも35あたりからだったので、昨日の今日の我らは俄然緊張せざるを得なかったのだが、結果はなんとなんと6ユーロとはこれいかに。自重せずにもう一本頼むべきだったが、後の祭り。

 海の幸の前菜食してはじめて、おお変わらずこの店の味だと納得(オリオがいいのだろう、じつに美味)。しかし件のカメさん2皿とったらとアドバイスして、それでそうしたのだが、それで満腹感が得られてしまう小食の日本人たちが、2の皿にいけなかったのは、店としては失敗だったかも。

タコとルッコラ、絶妙な味付け

 1の皿はこれも定番の海の幸のパスタ。かなりコシの強いパスタもこの店のものだった。味は並としておこう(OK君は絶賛していたが)。

 小心者揃いの我らはここで食事をやめてカフェにしたのだが(OG君いわく、カメさんは不服そうな顔してました、と)、3人での総額80ユーロちょっととはこれいかに、であった。一人頭30€は安いよなあ。なんだかバランス感覚がまだとれない感じ・・・。やっぱここはいい店だ。も一度行きたい、つくづくそう思ったことだ。

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(1)3年振りのイタリア調査旅行

 3/1に羽田を発って、21日までイタリアにいます。前半はナポリ経由でポンペイに行き、エルコラーノにも足を伸ばします。後半はリド・ディ・オスティアに滞在し、主としてオスティア・アンティカ遺跡に通う予定。

 今日は3/4。昨日までのメモをアップしておきます。

 今、イタリアは雨期ですので、毎日のように曇天・降雨です。コロナの影響でしょうか、3年前にはあったなじみの中華料理屋がローマのテルミニ駅前でもポンペイでも消えていたり、やっぱり影響が出ている感じです。ちなみに羽田発の直行便は、乗客は4割程度でがらがらで、皆さん席を占領して横に寝てらっしゃいました。ローマからナポリの特急列車もがらがら。イタリア人でマスクしている人は例外的存在です。私も顔をさらしているので、帰国してからがこわいなあ、と。
 3/2 ポンペイ行く途中でいつも寄るナポリ駅前のリストランテ・ミミで待望の海の幸のパスタと白ワインをおいしく食したのですが(チップを含めて一人あたり40€)、日本語メニューは消えていて、イタリア語だけという地元民主体の体制になってました。その後のポンペイ行きのウェスウィオ周遊鉄道はさすが地元民で混雑していましたが。

 以下は、事務連絡で送ったメールの一部ですが、転送します。

 実はもうポンペイ初日にして得がたい体験をすることができ、我ら参加者一同は大感激、ちょっとすぐには消化しきれないほどの体験をする事できました。

 昨日(3月3日)のポンペイ調査では、通訳のイザベラさんのねばり強い交渉とお人柄なのでしょうが、クストーデ(現場の番人)との関係が上手な感じで、特にCasa di Maius Castriciusの見学ではクストーデのドミニコ氏の裁量で我々の現場での飛び入り要望に次々と応じていただけ(申請場所はそこそこに、隣接しているM.Fabius Rufusの大邸宅の迷路めぐりとなりましたが、これが本当に圧倒的な体験で)、挙げ句なんと修復工事現場でのゆらゆらゆれる簡易エレベータに乗せられて(私は本当に怖かった!)11mの最上階と地面を往復するなど、得がたい体験と見学(とりわけ,迷路のような多階層で豪華絢爛な3階立ての大邸宅を上から下まで見せていただき、その途中に現場保存の遺体とも遭遇、その上、その南に面した切石造りの城壁の観察(上記邸宅はそれ以前にできていた城壁裏を利用して建築されたもの)、地上の中庭西壁のナイル川風景のフレスコ画など)をすることができまして、大感激の呈でした。私がポンペイに通い出して以来ずっと閉鎖されてきた邸宅なので、許可見学そのものが感激ものなのですが、全く期待を裏切らない偉容でした。興味ある方は以下をご覧下さい。https://sites.google.com/site/ad79eruption/pompeii/regio-vii/reg-vii-ins-16/house-of-m-fabius-rufus?tmpl=%2Fsystem%2Fapp%2Ftemplates%2Fprint%2F&showPrintDialog=1

 午前が終わり、これもコロナの影響なのでしょうか、見物人が激減したせいなのでしょう、ここもバールだけ営業の営業休止の遺跡内レストランで、いつもと違い混雑していないのでゆっくり昼食休憩したあと、3人でポルタ・マリーナ門の従業員出入口から港湾跡への侵入を試み、番人たちの目をぬすんで部分的に裏側からの接近に成功しましたが、正式の入構許可証もありますので、正面突破は後日を期す予定です。

 かくして、初日から若い二人に引きずられて2万3千歩歩かされ疲れ果てました(円形闘技場門からポルタ・マリーナ門まで片道30分の遺跡外道路の往復がこたえました)。みんな中華を食べるのを楽しみにしていたのですが、店は消えてました。イタリアに来て、日本では感じなかったコロナの影響とおぼしき現象を散見し、改めてその傷跡に触れている思いです。
 
 しかして期せずして、本日4日は休養日とあいなりました。
見学場所の前で:右から、通訳のイザベラさん、クストーデのドミニコ氏、調査隊の2名
小部屋の中の遺体。これ未公開じゃないの?:頭蓋からは歯がみえていた。足には布のひだが確認できた
南地面から見学箇所を見る。正面が城壁、その上に邸宅上階。簡易エレベーターは中央ではなく(あれはクレーン)、その左に見えている
西端から郊外浴場方向をのぞき見る:中央を横切っている段丘に船舶繋留装置の列が見えている
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ファティマの預言とプーチン

 明日の渡伊を目前に、事前の準備が一段落したので、これまでサボっていた情報収集をしてみた。

① 皆さんは「ファティマの預言」をご存知だろうか。ポルトガルのリスボンから北に130kmのぶどう畑のこの小村で、1917年5月13日、3人の羊飼いの子供たち(フランシスコ、ヤシンタ、ルチア)に聖母マリアが降臨し、通称「ファティマの預言」と呼ばれる3つの預言を告げた。

 その中にこれまであまり注目されていなかった話があって、それが「プーチン大統領が率いるロシアは神から離れ堕落した世界を懲罰するために選ばれた道具」と解釈できる可能性が指摘されている由。

 2023/2/16「ロシアは天が選んだ「懲罰の道具」?」https://wien2006.livedoor.blog/archives/52354469.html

② ロシアへの経済制裁の実態。

 2023/2/8「西側企業はロシア市場から撤退せず」https://wien2006.livedoor.blog/archives/52353786.html

 経済制裁してますと反露の諸国政府が大口叩いているのだが、実際には、世の庶民が想像するようにはなっていない(さて、マスメディアはそれをちゃんと報道しているのだろうか)。

 昨年11月までにロシア支社を売却した企業(計120社)が出す利益は、ロシアで活動する全企業の税引前利益合計の6・5%に過ぎない。逆に、農業や資源採掘など、収益性の高い分野の企業の撤退は少なかったという。簡単にいえば、ロシアで収益を上げていない企業は撤退し、儲けている企業は留まっているというわけだ、そうだ。

 企業の国別比較によると、米国企業の約18%がロシアから撤退した一方で、日本企業は約15%、EU企業に至っては8・3%しか撤退していない、そうだ。

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ウクライナ戦争あれこれ:市民のスマホ情報の功罪

毎日新聞2023/2/23「スマホが変えた戦争:市民から4000件の情報提供も・・・ウクライナの戦略」(有料記事)

 市民がスマホのアプリを使ってミサイルやドローンの情報を送っているという話。

 これの前提として、ロシア侵攻前に大統領肝いりで公共サービスの電子窓口として機能するアプリ「Diia」というが存在していて、これが国民の身分証明書代わりとなっていて、現在人口の七割を超える1870万人が利用しているのだが、それへの登録で本人確認され、その上で、市民がアプリ「ePPO」とか「eVorog」を使って情報を寄せることで、これまでにない市民の協力が得られている、たとえば「露軍を目撃した際に位置情報を付けた写真やビデオをアプリから送信。スパイなどの不審者の情報提供もできる」とのこと。

 しかしそうなると、ロシア軍からするとこのアプリを操っている市民は敵性のスパイとなり、それが住民虐殺とされて宣伝されてきたことの実態となるかもしれず、戦闘員との区別が不明瞭になり、色々問題が生じかねない危険性もある。

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世界キリスト教情報第1675信:2023/2/27:AIによる説教

◎ミュンヘン会議開幕=ウクライナ大統領、兵器供与の加速呼びかけ
◎ブラジル貧民街の個人宅、「今年の家」に 建築専門サイトが選出
◎胎児は無実、妊婦の被告が保釈要求=米マイアミ
◎「福音宣教の主役としての聖霊」をめぐって=教皇一般謁見
◎牧師の説教まで書いた「チャットGPT」=「まだ牧師レベルではない」

 今回は最後のを紹介しよう。

◎牧師の説教まで書いた「チャットGPT」=「まだ牧師レベルではない」
【CJC】「今日、私たちは愛する父を思い出します。聖書では、『すべての人が一人ずつ死に、その後に審判がある』と言われました。父は今、死と審判を迎えていますが、私たちは永遠の命を考えることができます。聖書では、『死んだ者はもはや死ぬことはなく、その命は死から抜け出さない」(ヨハネの手紙11・26)と言われました。私たちはいつもあなたを愛しています」

 韓国メディア「東亜日報」(日本語版)が、このような書き出しの聖句を掲載した。一見すると、葬儀での牧師の故人への祈りのようだ。しかし、これは「亡くなった父のために聖書を引用した祈りを作ってほしい」という要請に、対話型人工知能(AI)サービス「チャットGPT」が作った内容の一部だ。

 ある教会関係者は、「内容の誤りなどはともかく、祈りの形式は備えているように見える」とし、「牧師の説教レベルではないが、信徒が突然の状況に応じて参考にすることはできそうだ」と話した。本文を中心に置き、意味を与えて締めくくる祈りの文、説教の枠組みは整っているということだ。

 引用した聖書の巻名には誤りがあった。「チャットGPT」が引用した箇所は「ヨハネの手紙11・26」だが、実際これと似た内容はヨハネの福音書11章26節にある。また、聖書は国内外に多数の翻訳本があるためか、現われている改訳改訂版とは翻訳に違いがあった。改訳改訂版ヨハネの福音書11章26節には、「生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。あなたは、このことを信じますか」とある。

 「チャットGPT」に「チャットGPTの説教の問題点は何か」と尋ねると、「作成した説教や祈りは、いかなる哲学的な信念や宗教的な目的も持たない、入力された資料を基に自動生成された文章」と答えた。そして、「このため、私を使用して作成された説教は信仰の根本を含まず、また誤った信仰を広める恐れがある」と警告した。
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アレクサンドロス・モザイク再論

 渡伊を前にして今やたら多忙なので(3年振りのせいか、老化促進のせいか、なにごともはかどらない)、メモっておく。

 Joshua J.Thomas, The Ptolemy Painting? Alexander’s “right-hand man” and the origins of the Alexander Mosaic, JRA, 35,2022, 306-321.

 この著者が注目するのは大王の右手後ろに辛うじて残存して描かれている人物に関して、本モザイクの失われた原画の施主だったのではないか、という説を提示しているようだ。迂闊ながら、私はこれまでこの人物の存在にすら気づかなかった。世の中には観察力に長けた人がいるものだ。著者はそれを、ずばり、ディアドコイの1人、プトレマイオス1世と同定しているようだ。

 ⬆ここ:右図はその部分の拡大
プトレマイオス1世の彫像と貨幣上の横顔

 さて、真実はいかに。いや、論証はいかに。

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世界キリスト教情報第1674信:2023/2/20:世界最古のヘブライ語聖書競売

◎四旬節メッセージ=教皇、イエスと共にタボル山に登るよう招く
◎教皇、ニュージーランドのサイクロン被災者に寄り添う
◎ミュンヘン会議開幕=ウクライナ大統領、兵器供与の加速呼びかけ
◎5月競売、世界最古のヘブライ語聖書公開

 今回は、最後のものを紹介しよう。

◎5月競売、世界最古のヘブライ語聖書公開
【CJC】競売大手サザビーズは2月15日、ニューヨークで5月に競売に出される1000年以上前のヘブライ語聖書を公開した。ニューヨーク発AFP=時事通信によって紹介する。これまでに発見されたヘブライ聖書の中で最古とされる。

 出品されるのは「サスーン写本」で、9世紀後半~10世紀初頭に書かれた。落札価格は歴史的文書としては過去最高の5000万ドル(約67億円)に届く可能性がある。

 写本の名は、ユダヤ教古文書の個人収集家デービッド・ソロモン・サスーン(1880~1942)にちなんでいる。

 ヘブライ語聖書全24巻を収録した写本として現代まで残る二つのうちの一つ。紀元前3世紀にさかのぼる死海文書(死海写本)と、現代版ヘブライ語聖書の架け橋とされる。

 サザビーズによると、初期のヘブライ語聖書として有名な他の2点、アレッポ写本よりも完全で、レニングラード写本よりも古い。競売に出品されるのは30年以上ぶりだという。□
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米国キリスト教事情:教会離れ

 堀田佳男「米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急増中:宗教に対する若者の信頼が崩壊、コロナ禍がダメ押し」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73699)

 ここで述べられているのはプロテスタントの話だが、カトリックにとっても他人事でない。私が20代のころ(もう50年も前になるのか)、教会付属(正確に言うと女子修道会経営)の幼稚園の先行きがすでに危機感をもって話題となっていた。宗教の場合は、世代交代が大きな節目となるので、まず50年-70年周期くらいの変化となるはずだ。

 それに今回の新コロナが決定的打撃をあたえることになるだろうとは、私でも予想できる。

 そのマイナス要因以上に、教会が集客力をもつことができるかどうか、その活力が残っているかどうか、が決め手になるはずだが、どうだろう。60、70年代には、かなりメッキが剥がれてきていたとはいえ、ヨハネ23世が開始した第二バチカン公会議による教会刷新という起爆剤があった(私はこの世代である)。冷戦終結の21世紀前後は、ポーランド人ヨハネ・パウロ2世というスケールの大きいスターの登場が吸引力となった。

 そして現在、我が国では戦後の米国支配によるキリスト教ブーム(日本では不発に終わったとはいえ)時代の受洗者が天に召されていく中で、どれほど自覚的な2世、3世信者(私にはどうしても「ニセ信者」と聞こえてしまうのだが)が育っているかどうかが決め手となるはずなのだが、さて。

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やっぱりそうか:廃物利用の戦車投入、そして・・・

 以前もちょっと触れたことのある話題だが、武器はそれでなくとも早晩おしなべて使い物にならなくなる。現役であろうとするとメンテナンスが重要となる。既製品を有効利用しつつ、次の需要をどう喚起させていくか、これが軍事産業のねらい目となる。だから実戦での消耗は彼らにとってもっけの幸いなのである。40年前ですでに時代遅れのトマフォーク爆買いのニッポン総理なんかいいカモであるが、これで首相の地位安泰という相変わらずの朝貢外交の見返りなのだろう。

 深川孝行「ウクライナ戦争のカギを握る戦車、世界的には廃棄が進む“絶滅危惧種”だった:「戦車王国」だった欧州の主要国は、いまや日本の半分以下しか保有していない」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73989)

 数多久遠「ウクライナ戦局に大きな影響を与えている「まだ姿を見せない戦車」:欧米による戦車供与の2つの意味」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73862)

一世代前のドイツ製戦車「レオパルト1」などの由

 ところで、遅ればせながらこんな話題も飛び込んできた。

 福島香織「吠えまくっていた「戦狼外交」報道官、謎の左遷から見えてくる中国の一大変化:苦境にあえぎ国際社会との協調へ軌道修正か」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73475)

 趙立堅をTV画面でしか知らない私も、クソ生意気な顔つきの彼はいつまでもつかと思っていたのだが(北鮮のおばちゃんは愛嬌あるけど)。今年1月早々、満3年もたずに使い捨てされたらしい(削除された妻のブログが昨年秋から過激になっていたので、そのころから左遷情報は洩れていたのだろう、とのこと:https://news.yahoo.co.jp/articles/c0b4e778eb8d7ddb9726b84eb0cbba124e1a639a)。

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