健康診断:痴呆への一里塚(4)

 退職してから、それまで年一回あった職場での健康診断がなくなって、清々した思いで、Ⅰ年目に区から来たその通知を無視したけど、2年目の今年、通っている整形外科で、検査をそれで代行するから受けなさいといわれたので行くことにした。あの通知は12月中が期限だからそれまでに最寄りの提携病院に行かなければならない。私は通知の読み違えしていて、1月中まで大丈夫だと思っていたのだが、それはバリウムのことだったようだ。

 というわけで、11月中ごろに練馬駅前の医院でレントゲンから大腸ガンまでの一式の検査をした。あらかじめ電話したとき、12月は混むから朝早めに来るようにと言われ、しかし行ってみるとさして混んではいなかったが。後日提出せよと検便を渡され、それを提出すると、結果を2週間後に取りに来るようにといわれ、ま、3週間後くらいに行くと、結果もらう前に簡単な医師の診断もあって、かくして医師所見欄には「肝機能障害 要医療」と。

 今日は、そのころ同時に郵便で申し込んでおいたバリウム検査のため(一ヶ月後くらいに検査日を指定される)、区役所の検査室にいってきた。なにせ指定集合時間が8時半。こんなに早く地下鉄乗るのも久々で、大勢のみなさんが足早に急いでいるのを見るのも久し振り。15分前に所定場所にいくと3番目で(先に来てた人が、番号札とるようにと教えてくれた)、まだ職員きていなかったので殺風景ながらんとした部屋で芸能ネタのテレビを見る(ムードコーラスの純烈のなにがし脱退が放映されていた)。こうして定刻までに来た人は男性ばかり数名。遅れてくる人も数名いた。職員が出てきて若干待たされて、番号札順に書類提出、人定確認、400円出して、留置所のように検査服を受領して(S、M、Lと積み重ねられてる)、コインを渡され、更衣室でパンツ1枚になり着替えさせられて、順番待ちし、バリウム飲み、台の上でぐるぐる回らせられ、下剤もらって解放。所要時間30分程度で終了。そんなことないのだろうが、心なしか職場のそれよりも手早い感じだった。こっちの結果は郵送らしい。

追伸:1月末に郵送で、医師が状況を説明するから出頭するようにという郵便が届いた。あらかじめ電話連絡して予約して1/31に行ってきた。地図とかバス経路が書かれたチラシが同封してあって〇〇医療検診センターとかで、高野台2丁目。ともかく練馬区はこういう区関係の施設がばらばらで行ったこともない場所ばかり。高野台だったらまず西武線で、それからバスないし徒歩となるが、今回は最初からバスでいけばシルバーパスでタダやねん、とおもって練馬駅北口から指定の成増行きバスに乗ったつもりが、違っていたようで西へ向かうはずがじゃんじゃん北上、あわてて降りてもタクシー来そうもない田舎道なので、下赤塚の幹線道路で降りて、なかなか来ないタクシーをやっと捕まえて20分遅れで到着。タクシー代2170円也。えらく高くついてしもうた。すなおに西武線で行けばよかったのに。とほほである。

 あらかじめ遅れを電話しておいた受付はお待ちかねで、しかし持参品に明記されていた健康保険証以外に医療費負担が書いてある高齢受給者証も必要とかで(チラシの持参品に書いてなかったぞぅ)、「確か・・・3割負担」と口頭で許してもらった。やっぱり検査で引っかかっていたわけで、医師らしき人から図入りで簡単な説明を受ける。「噴門部小弯バリウム斑」で、要精密検査。10年以上前にもひっかかったことあって、傷跡があってその痕跡では。そんなことを話して10分程度で終わった。実はこのところ胃が痛んでまして、自覚症状あるので、さて・・・。

 そのあと事務で400円払ってレントゲン写真もらって帰る(無料での貸し出しもあったが、その場合は持参返却しなければならないので、購入した方が安上がりと判断)。それを持参ししかるべき医院・病院で精密検査を、というわけだ。

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