どうもこのところ体調が今ひとつである。連日夕方になると風邪をひいている感じなのである。微熱があって熱っぽいくせに、首回りから悪寒を感じる。家から出ないから温室効果的になって、夕方の気温の低下に体がついていかない、そんなときうとうとしているとてきめんそうなる、そんな感じ。妻からは時節柄いま風邪を引くと面倒ですよ、と言われていて、でもどうしようもなく。
なので、ここでは今ひとつ情報を詰める余裕がないので、とりあえずメモ的に記しておこう。5/6の報道。
ローマでは時々起こっているのだが、大雨の後など、突然道路が陥没したりする。なにかの拍子に地下の埋蔵の空間が口を開けるわけだ。ここ100年間に年平均で30箇所、なんと2018年には175箇所、2019年には100が記録されている由。ちなみにナポリでは2019年に20箇所。
先月、映画「ローマの休日」のロケ地のひとつでもあるパンテオン前の広場の西端でそれが生じた。今回、広場を舗装している玄武岩のsanpietrini約40個分の穴が開いたのだが、ここは実は1990年代の地下共同溝工事ですでに知られていて、調査も行われていた箇所、らしい。
なのにこの機会に再調査もしているようで、写真のような感じで古代ローマ時代の構造物が現れた。現在の地面下2m余に横たわる敷石はわかるが、ほとんど地面直下の西側面のあの構造物はなんだろうか。それなりの公共建築物の外壁のようにも見えるが。気のせいかパンテオン内のドーム部分の構造に似ているような・・・。
【追記】それでなくともローマの地面はちょっと掘るだけで古いものが出てくる。次の写真は、2012/9にたまたまクリプタ・バルビ前の通りで遭遇した風景。トッレ・アルジェンティーナ広場方向に西に向けて撮っている。さて何のための工事だったか。
アメリカ人研究者がかつて意気揚々と地下埋蔵物の探査機を持ち込んだが、そこら中で反応するので調査にならなかった、という話を聞いたことがある。むべなるかな、むべなるかな。
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