世界キリスト教情報第1533信:2020/6/8

= 目 次 =      
▼黒人男性の暴行死に全米で抗議デモ、トランプ大統領への批判も      
▼白人警官に暴行を受け死亡した黒人男性追悼集会      
▼米人権団体がトランプ氏ら提訴、ホワイトハウス前のデモ隊排除で      
▼ホワイトハウス前通りの一部を「黒人の命も大切」に名称変更      
▼ソウル首都圏に広がる教会発の集団感染、1カ月で70人近くも      
▼インドネシアで安全圏102地域、自治体に宗教施設など再開権限      
▼女性神学者がリヨン大司教になる日が来る?      
▼死海文書の由来は?「羊皮紙」のDNA調査で謎深まる

 最後の二点について。現代においてそんな制度があるとは知らなかったが、リヨン大司教に73歳の女性神学者が立候補したらしい。というか、問題提起のための勝手連的行動か。こういった聖職者人事は通常は、バチカンがその地域を熟知している聖職者たちにご下問して、その進言を勘案して決まる、らしい。日本の場合、だいぶ以前は、どうしても日本滞在歴のある欧米人聖職者(以前はスペイン人だったが、最近は知りません)が顧問格で諮問されていたと噂され、この件は日本人聖職者たちも十分知っていた。「彼好みでないと、だめなんだよね」と愚痴っていた?のを聞いたことがある。

 最後の「羊皮紙」の件は、「死海文書」の書紙材を分析したら、それまですべてヤギだと思われてきたが、牛とかヒツジが使われていたことが判明したが、となるとヤギ以外は発見地の砂漠由来のものではなくなる、ということで問題となっているらしい。たしかにすでに書籍になっている巻物が他からクムランに持ち込まれた場合もあるだろうが、でも私など、素材の段階で他から購入されてきた場合もあるだろうし、それがそんなに意味あることであるかどうかは、断片の分類とかさらに分析する必要があるような気がする。明らかに牛やヒツジのほうが上質だからだ(https://npobook.com/report/vol_66/vol66.pdf)。なお、この件は、以下でも6/2付けでレポートされている。https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2020/06/piecing-together-dead-sea-scrolls-with.html

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