先週木曜にスペインのマドリッドで競売にかけられる予定だった絵画が、長らく所在不明のカラヴァッジオMichelangelo Merisi da Caravaggio(1571-1610:40歳で死没)の作品の可能性ありとされ、スペイン政府によって国外持ち出し禁止(inexportable)が宣言され、直前にオークションからはずされた。当初17世紀のスペイン画家José Riberaの弟子作とされ、最低入札価格1500€(約19万円)だったが、真作だと一挙に評価額は億ランクとなるはず。画題は「Ecce Homo」で、文献的には1631年の目録と1659年の所有者Castrillo伯爵のスペイン旅行での帯同が確認されていた作品の由。
これから厳重な鑑定を受けるので、真贋確定には相当期間かかるものと予想される。
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