世界キリスト教情報第1594信:2021/8/9

= 目 次 =
▼キリストによる真の福音を告げるパウロ=教皇1カ月ぶり一般謁見
▼新型コロナ、韓国で第4次流行の勢い衰えず、非首都圏への広がり抑制を
▼ソウル・城北区、禁止されている対面礼拝を強行した教会に「閉鎖」も
▼チョン・グァンフン牧師のサラン第一教会、また対面礼拝を強行
▼岩窟教会群などエチオピア世界遺産の地域を反政府勢力占拠
▼米、イラクに粘土版「ギルガメシュの夢」など返還へ
▼アメリカ正教会レオニード・キシュコフスキー司祭逝去

 本日の紹介は下から2つ目。

◎米、イラクに粘土版「ギルガメシュの夢」など返還へ
【CJC】1991年の湾岸戦争、2003年のイラク戦争で多くの遺物を略奪されたイラクに、古代メソポタミア文明の遺物が多く含まれた遺物1万7千点が米国から返還された。韓国紙「東亜日報」が8月5日報じた。今回の返還に含まれてはいないが人類最古の文献の一つとされる3500年前のギルガメシュ叙事詩の一部が書かれた粘土版「ギルガメシュの夢」も近く返還されるという。
 AP通信などによると、イラク政府は3日、記者会見を行い、「先週、米国を訪れたアルカディミ首相とともに遺物が戻って来た」と明らかにした。アルカディミ氏は、訪米前から遺物返還に向けて米国と接触し、先月26日のバイデン米大統領との会談でもこの懸案に言及した。
 米国が返還した遺物のうち約7割の約1万2000点は、これまで首都ワシントンの聖書博物館が所蔵していた。多くがメソポタミア文明の有名都市「アイリサグリグ」関連の遺物だ。
 特に、早ければ数週内に返還される「ギルガメシュの夢」に大きな関心が集まっている、と東亜日報。ギルガメシュ叙事詩は、古代メソポタミア都市国家ウルク第1王朝の王ギルガメシュに関する伝説を意味する。「ギルガメシュの夢」の大きさは横15センチ、縦12センチで、聖書に出てくる大洪水、エデンの園などに言及する内容もある。
 この粘土版は、03年に米骨董品仲介人が英ロンドンで購入した後、密かに米国に搬入した。14年に米美術工芸品店「ホビー・ロビー」が購入した後、聖書博物館で展示してきた。最近、米連邦裁判所は、同店が「ギルガメシュの夢」を不法なルートで入手したとし、イラクへの返還を命じる判決を下した。□
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