= 目 次 =
▼仏司教協、児童虐待で教会の「責任」認める
▼教皇、バチカン行政責任者に初の女性任命
▼11月の教皇の祈りの意向「うつ病に苦しむ人々のため」
▼「胎児の死亡待つしかない」=中絶禁止のポーランドで妊婦死ぬ
▼韓国のヨイド純福音財団「平壌の病院建設再開」
▼ガス管の敷設工事現場から2000年前の墓地遺跡=ペルー
本日は、2番目の記事を紹介する。
◎教皇、バチカン行政責任者に初の女性任命
【CJC】バチカンは11月4日、「教皇フランシスコが、バチカン市国行政庁長官にラファエラ・ペトリーニ修道女(52=フランシスコ会)を任命した」と発表した。行政庁長官に女性が任命されたのは初めて。 行政庁長官は、バチカン市国の首長である行政庁長を補佐し、行政全般を総括するポスト。年間600万人が訪れるバチカン博物館をはじめすべての組織運営の責任を負う。慣例的に司教が事務局長を務めてきたが今回破格の人事が行われたと、バチカン・ニュースは伝えた。
ローマで生まれたペトリーニ氏はローマのルイス大学、聖トマス・アクィナス大学を卒業した後、2005年から教皇庁内の海外布教業務を担当する福音宣教省で働いてきた。聖トマス・アクィナス大学教授でもある。□
本当に遅ればせながら、修道女の登用である。一般信者の登用はいつのことになるのやらであるが。
1番目の記事について、感想を。カトリック教会では信者全員(聖職者、修道者を含める)に定期的な告解(ゆるしの秘跡)を推奨している(年に最低一度を義務化)。しかし、フランスで過去70年間に数十万件の児童虐待がおこなわれたことを踏まえるなら、聖職者が率先してその効果を毀損してきていた事実が明らかになったわけである。なんともはや、と慨嘆してみても、そこで問題になっているのは児童虐待のみであるが、ここでは触れられていない他の問題行動だって山ほど発生してきたことは想像に難くない。まあ、それほどに性的問題は人間性に深く固着しているのである。批判するのは簡単だが、連れて来られた姦通女に対して「罪なき者、まず石をなげうて」とは、ヨハネ福音8.7に出てくる言葉であるが、こう言ったイエスが「私もあなたの罪を定めない」と言うのは理解できても、「もう罪を犯してはならない」と続けているが、絶対そうはならなかっただろうな、とは人生行きついた老書生ゆえの感慨であろうか。
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