「写真家ユージン・スミス」を見た

 BS1スペシャルで「写真家ユージン・スミス」(2018/12/29:https://www.dailymotion.com/video/x6zpevi)の再放送を見た。彼は1943年24歳の時に従軍記者となり、サイパン、硫黄島、沖縄などに派遣され、『ライフ』などに写真を提供したが、徐々に戦争に捲き込まれた日本人庶民に目が向き始める。軍の機密保持のための検閲は厳しく、彼の撮影した写真の9割は公開禁止となった由。こういう人もいたのだということを我々は知らなければならない。ひるがえって同時代の日本人報道人にこんな人がいたことを私は知らない。

William Eugene Smith:1918-78

 彼の晩年の1971年からは水俣だった。そしてあろうことか、1972年1月には千葉県市原市五井のチッソ五井工場で社員から暴行を受け、片目を失う。彼の波乱に富んだ生涯は59年だった(https://a-graph.jp/2021/08/14/45678)。

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