このところの老残振り

 なぜかここ数日で老いがどっと迫ってきた感じがする。人生そういう節目というものがあるのは確かだ。

 まず昨日、左下の奥歯が抜けた。これは1年くらい前からぐらぐらしていて、素人判断で歯槽膿漏だとおもっていたのだが、使い物にならないのに(咀嚼するとグラついているせいで妙な角度で噛むことになり激痛となる)案に相違してずっと抜けず、それが昨日前触れもなくぼろっと抜けた。抜けてスッキリした感じがするのも妙なものだ。

 昨日あたりから視力がガックリ落ちた違和感が。目がしょぼつくのである。そんなに根詰めて勉強した記憶はないのだが。あるいは花粉症のせいかも。

 これまでだったら、歩き出しは心臓にかなり負担がかかっている自覚あって、マスクのせいもあってハアハアゼイゼイになっても、帰りには快楽物質分泌のせいですいすいだったのに、それが出なくなった感じなのである。私の死因はたぶん狭心症かな。

 ついでにこれは体の老化とは無関係なのだが、パソコンのキーボードの打ち間違いがやたら多くなったので、おかしいなと思って観察してたら、どうやら「o」のタッチが接触不良のせいのようだ。これは別のキーボードにすれば問題解決か。

 そうこうしていると一昨日出かけに、妻に「におうわよ」と言われる。この場合「匂う」のほうではなく「臭う」だが、さしずめ、前門の「口臭」後門の「加齢臭」、といったあたりか。70すぎてから耳の後ろがやたら粘っこくなったという自意識あって。

 こんなことが重なると、気分的にも滅入ってくるのだが、妻に言わせると体の不調はバイパスができたりしてそれなりに復活するものだそうで、たしかに、これまで老化現象的に色んなことがあったけど、格別なことなく生活できている現実がある。とにかく快食快便なことは確かだ(夜中中起きているので快眠はさてどうだろう)。

 そういえば、貸借図書が届いたという連絡あったので今日四谷に行ったら汗ばんで、桜も満開。毎日が日曜日で家から出ない身なので、希薄だったが、季節の変わり目ではある。

 さて来年桜を見ることできるかな。

真田堀の桜
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