前回日付がおかしかったのだが、今回どうやら修正すべく第1645信以降の3通が送られて来た。相変わらず月日の表示はおかしいが(第1646信は、本当は8/8のはず)。
ここでは戦争はウクライナだけではないことに注意喚起するため、4番目を紹介する。
≪ 目 次 ≫
▽オプス・デイ属人区長が、教皇自発教令に応答する書簡公表
▽教皇、カナダ司牧訪問について報告、一般謁見
▽米ワシントン大司教区が仮想通貨での献金受付を開始
▽ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃続く
▽横浜で英連邦戦没捕虜追悼礼拝、初回から追悼の辞を述べている関田牧師も一区切り
◎ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃続く
【CJC】英公共メディアBBCによると、パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃が続く中、パレスチナの保健省は8月6日、パレスチナ人24人が死亡し、200人以上が負傷したと発表した。イスラエル軍はパレスチナの武装組織イスラム聖戦(PIJ)を標的に、ロケット砲や迫撃砲の攻撃を続けている。これに対抗して、武装勢力側もイスラエルへ向けて砲撃を繰り返して反撃している。
ガザ地区の保健省は、「イスラエルの侵略行為」で子ども6人を含む多数のパレスチナ人が死亡したほか、負傷者も増えている、と非難した。
これに対してイスラエル当局は、5日以降、パレスチナから約300発のロケット砲や迫撃砲がイスラエルへ向けて発射されたと指摘、PIJの脅威が「差し迫っている」ため、反撃を開始したのだとしている。
ガザ地区における今回の攻撃の応酬は、2021年5月に11日間続いた対立以来、最も深刻な被害を出している。2021年の対立では、200人以上のパレスチナ人と数十人のイスラエル人が死亡した。
ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは5日夜、複数の武装集団が戦いに臨むにあたって「団結」していると声明を出した。ハマスはPIJと思想的に近く、連携して行動することが多い。ただし今のところは、ハマスがイスラエルに向けて砲撃した様子はなく、イスラエルもハマスを標的にはしていない模様。
イスラエルは1日夜、PIJのヨルダン川西岸の幹部とされるバッサム・アルサアディ氏を逮捕。この後、イスラエルはPIJによる報復を防ぐためとして、ガザ地区との境界付近で保安対策を強化した。道路が封鎖され、イスラエル南部の町や村との行き来はできなくなった。このため住民の生活は困難さを増している。
6日にはガザ地区唯一の発電所が稼働を停止した。電力会社によると、燃料が届かなくなったためという。
イスラエルによると、5日以降ガザ地区からイスラエルへ向けて発射された約300発のロケット砲や迫撃砲のうち、約70発はイスラエル領に届かずガザ地区に落下したという。
イスラエルに届いたほとんどは、イスラエルのミサイル防衛システム「アイアン・ドーム」で迎撃された。イスラエル側に死傷者は出ていないという。
イスラエル国防軍によると、イスラエルは30カ所以上のPIJの標的に反撃。その中には、武器庫2カ所、ロケット砲製造施設6カ所が含まれるという。
イスラエルのヤイル・ラピド首相は5日の攻撃について「差し迫った脅威に対する精緻な対テロ作戦」を実行したのだと説明した。
イランの首都テヘランを訪問中のPIJのジアド・アルナハラ総長は、「この攻撃に我々は強力に対抗する。戦いに勝つのはこちらだ」、「この戦いに、超えてはならない一線は存在しない」とし、「テルアヴィヴは抵抗のロケット弾にさらされることになる」と発言している。
PIJはガザ地区でも有数の武装勢力の一つで、イランの後押しを受けている。本部はシリアの首都ダマスカスにある。□
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