≪ 目 次 ≫
▽バチカンが中国の司教任命に「遺憾の意」、暫定合意違反と苦言
▽香港裁判所、政府への抗議活動の参加者支援の陳日君枢機卿など6人に有罪判決
▽教皇の膝のけが、スペインのサッカーチーム医師が治療
▽アフガン=公共の場でむち打ち刑執行、タリバンが最高裁に進言
▽ウクライナ保安局がロシアの「破壊工作」の拠点阻止へキーウの修道院捜索
▽米上院選決選投票で中絶反対派候補に「中絶強要」疑惑
▽南スーダンに聖公会大学が開校
今回は、中国関係の最初の2つを紹介する。
◎バチカンが中国の司教任命に「遺憾の意」、暫定合意違反と苦言
【CJC】ローマ教皇庁(バチカン)は11月26日、中国でバチカンの認めていない司教が任命されたことに、「驚きと遺憾の意」を表明した。バチカンと中国が2018年に締結した暫定合意違反と主張している。ローマ発AFP=時事通信が報じた。
バチカンは声明で、中国江西省南昌市で11月24日、同省教区補佐司教の「任命式」が執り行われたと指摘、「対話の精神や、司教任命に関する暫定合意に反している」と苦言を呈した。
また、司教任命の背景に地元当局の政治圧力があったとの見方を示し、「このようなことが繰り返されないよう望む」と指摘した。□
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◎香港裁判所、政府への抗議活動の参加者支援の陳日君枢機卿など6人に有罪判決
【CJC】香港の裁判所は11月25日、3年前の政府に対する抗議活動参加者を支援してきたカトリック香港教区の元司教、陳日君枢機卿(90)を含む6人に対し、条例違反の罪で有罪判決を言い渡し、罰金の支払いを命じた。NHKが26日早朝、「NEWS WEB」で報じた。
この裁判は、陳枢機卿や人気歌手のデニス・ホー氏など6人が、3年前の政府に対する抗議活動に参加して逮捕されたりけがをしたりした人を支援するための基金を政府に届け出ずに運営したとして「社団条例」違反の罪に問われたもの。
被告は全員、無罪を主張してきたが、裁判所は、基金には政治目的があり、届け出が必要だったとして6人に有罪判決を言い渡し、最高で4000香港ドル、日本円で7万円余りの罰金の支払いを命じた。
陳枢機卿は、刑務所や拘置所を訪問して収監されている活動家たちを激励するなど、長年にわたり民主派を支持してきたことで知られ、ことし5月に逮捕された際には米政府などから中国や香港政府を非難する声が上がった。□
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