https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-2017888/
2021年の国勢調査結果で判明。まあ世界的趨勢かと。
キリスト教徒と申告した人、46.2%と、10年前の調査時(59.3%)を大幅に下回った。
イスラム教徒は、4.9%から6.5%に上昇、
無宗教は、25.2%から37.2%に大幅に増加、ここに10年前のキリスト教徒の多くがここに流入しているのだろう。
キリスト教の知識が一般庶民レベルまでに今ほど周知されている時代はないにもかかわらず、帰属認識はむしろ希薄になるというねじれ現象は興味深い。宗教とは、知識的に知れば知るほど神秘性のヴェールが剥がされて、求心力を失う。知らないから信仰は生まれるものなのだ。それによって救われる人がいるのも事実なのである(もちろん、そうでない人もいる)。「由らしむべし,知らしむべからず」という格言は生きている。
まあ、そうは言っても現代のイギリス人にとってキリスト教がもっとも身近な宗教にはちがいないはずで、困ったときの神頼みのとき、ムスリムや仏教に改宗する人はほとんどいないであろう。一部の人にとって、キリスト教周辺に跋扈している民間呪術の力は依然として力を持ち続けているはずだ。
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