≪ 目 次 ≫
▽韓国が最大労組に捜査=「北」指令で反政府活動の疑い
▽米国での差別撤廃「進展せず」=キング牧師の娘が演説
▽教皇、シノドス控え9月末にエキュメニカルな祈祷集会予告
▽教皇、フィンランドのエキュメニカル使節の訪問を受ける
▽教皇、ミャンマーでカトリック教会が放火、全焼したことに悲しみ表明
▽フランス人修道女のシスター・アンドレ死去=世界最高齢、118歳
今回は、アメリカの宿痾である二番目を紹介する。
◎米国での差別撤廃「進展せず」=キング牧師の娘が演説
【CJC】ワシントン発共同通信によると、米公民権運動の黒人指導者キング牧師の功績をたたえる祝日の1月16日、末娘バーニス・キングさん(59)が南部ジョージア州アトランタで演説し、米国での差別撤廃は「ほとんど進んでいない」と訴え、いら立ちや失望をあらわにした。AP通信が伝えた。
キング牧師が「私には夢がある」と演説したワシントン大行進から今年8月で60年となる。バーニスさんは人種差別のほか、警察の暴力や経済上の不公平、強硬な移民政策が見られると指摘。改善されない現状に「疲れ、いら立ち、失望した」と嘆いた。
人種差別撤廃に取り組んだキング牧師は、ノーベル平和賞を受賞。39歳だった1968年に南部テネシー州で暗殺された。1月15日が誕生日であることにちなみ、1月第3月曜日が祝日に定められている。
同日、首都ワシントンでは、黒人を中心とした参加者がキング牧師のイラストが入った横断幕を掲げて行進。ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「戦争反対」と抗議する人の姿も目立った。
バイデン大統領は、ワシントンで開かれた公民権団体のイベントで講演した。自身が就任した2021年1月以降の2年を振り返って「私たちは多くのことを一緒にやり遂げてきた。このまま続けよう」と述べ、政権への支持を訴えた。□
関連
No comment yet, add your voice below!