(2)順調な外食と自炊

 ポンペイではコンドミニオを借りて、まあ基本は自炊をしている。ここは洗濯機がないのと炊事道具が不十分なのが欠点だが,空間的には広くて、周遊鉄道のサンクチュアリ駅歩いて1分だから、我らには至便である(4星ホテルのパルマと同じ建物だから基本いい集合住宅なのだろう)。[ところが、あとから悩まされ出したのが、イタリアではよくある、シャワーで温水が出なくなるという事態:テクニコが二回きたけど、最後は洗面所は温水出るけど、シャワーはいっかな冷水のままだった:家主に言わせると同時に2箇所で使うなと。そんなあ]

 ①は昨3月4日の昼は、OG君ご推奨のピザ屋(Mercato Pompeiano:ちょっと国鉄駅方向)に行ったのですが、安いはずの「デ・ラ・カーザ」(その家のワイン )を頼んだのに21ユーロの立派なボトルの白ワインが出てきて、若いかわいいお嬢さん給仕にうまくやられた感ありでしたが、まあ美味しかったので許します(本当は許さない!)。ピザは典型的なナポリ・ピザで周りの土手がやたら立派で、私は6ユーロ、OK氏は6 .5ユーロ、そして写真添付したOG氏のは10ユーロ、それに席料のコペルト計6ユー ロと、ピザ屋のくせにリストランテ並にぼったくる。甘く見られたものだ。こうなるとチップなしね。  

半分食べて、一休みのOG・ピザ

 ②われらみな満腹で、OG氏は晩飯パス。我らはちょっと薄いステーキを自炊。

我らの夕食:これにコンソメ味の冷凍野菜のスープがつく。パンもうまいので、充分いける。

 基本、冷凍野菜にコンソメ入れた温かいスープがよかった。それに近所の小さなスーパーで購入したパン(長細いのと亀の甲型)がいずれも美味だったのがうれしい。

 それにしても、後半、OG君が近くのB&Bに来てからは、一緒に夕食とるようになったのだけど、彼の腕前はたいしたもので、我らは手出しできないレベルでした。米使ってのチャーハンや、冷凍フンギと鶏肉の惣菜など実に美味しかったなあ。

③ OG君のご所望で、私がごひいきのジャルディーノのあるオステリア(Osteria da Peppino)に一夕行った。入口から中を覗いたら、以前と異なって黒と白を基調とした洒落た造作なので、あれ店間違ったかと思って周囲を見直したのだが、場所はここだと意を決して入ると、どうやらその屋の家族が夕食をしていたらしく、母親然とした女性が立ちあがってエスコートしてくれ、そのあと若いカメリエーレが給仕してくれた。彼が最初に持って来たのは、なんとQRコードとパスワード。これにはとまどってしまったが、どうやら代替わりでの新機軸といった感じ(昔なじみのご主人の顔が見えなかった)。さすがにiPhone情報はメニューだけで、注文はカメリエーレ、略してカメさんが取りに来るシステムだったのでなんじゃらほい。このあたりが、日本のシステムとちょっと違うわけ。

 やっぱりデ・ラ・カーザで頼んだ白が立派なボトルで出てきて、しかも微発酵で美味、ワインリストも35あたりからだったので、昨日の今日の我らは俄然緊張せざるを得なかったのだが、結果はなんとなんと6ユーロとはこれいかに。自重せずにもう一本頼むべきだったが、後の祭り。

 海の幸の前菜食してはじめて、おお変わらずこの店の味だと納得(オリオがいいのだろう、じつに美味)。しかし件のカメさん2皿とったらとアドバイスして、それでそうしたのだが、それで満腹感が得られてしまう小食の日本人たちが、2の皿にいけなかったのは、店としては失敗だったかも。

タコとルッコラ、絶妙な味付け

 1の皿はこれも定番の海の幸のパスタ。かなりコシの強いパスタもこの店のものだった。味は並としておこう(OK君は絶賛していたが)。

 小心者揃いの我らはここで食事をやめてカフェにしたのだが(OG君いわく、カメさんは不服そうな顔してました、と)、3人での総額80ユーロちょっととはこれいかに、であった。一人頭30€は安いよなあ。なんだかバランス感覚がまだとれない感じ・・・。やっぱここはいい店だ。も一度行きたい、つくづくそう思ったことだ。

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