つまずくということ

 実は、10月の奈良旅行で、興福寺のすこし高めの階段を登るとき、つまずいて転んでしまった。幸運なのは、転んだのが階段の一番上だったので、下に転ばず、階段上の地面だったことだ。

 そういえば、最近ときどきつまずくことがあるが、なんとかギリギリで大事に至らずにすんでいる。紙一重で無事にすんでいるのだが、しかしもうちょっと老化が進んで、つまずいたときにバランスが取れなくなった場合、階段から下に転んだり、顔面から倒れたりして、いずれおおごとになるだろう。それがいつくるか、そう後ではない予感がする。

 原因はわかっている。私が思っているほど足が上にあがっていないからだ。だけど、原因がわかっていても、いつも足を高く上げて歩けるわけはない。よほど意識していないとついいつものようにやってしまうわけだ。

 階段を上下するときは手すりをもつようにしている。歩くときもつまずかないように頑張らないといけない。大腿骨の筋肉を鍛えないといけないわけだ。

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