最近の世相に思うこと

 確実に10年以内にこの世から去ってしまう私にとって、もうどうでもいいようなものであるが、なんだかなと思うことが幾つかある。さしずめ「夢は枯野をかけ廻る」といったところか。

〇 中台関係がかしがましくなっている。まだまだ先は見通せないが、米中がしのぎを削って互いを牽制し合っている様相である。「戦争の足音、「ピーク・チャイナ」の危険:緊迫する台湾情勢、強い中国より弱い中国の方が好戦的?」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71673?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top)

〇 広島一区選出の岸田文雄首相が、現下の三正面が緊張している極東情勢の中で、8/24に原発新増設を検討と方針転換を表明した。ウクライナ戦争で原発があやうい状況下にあるということを考えると、この判断には疑問を感じざるを得ない。これはウクライナ問題へ安直に頭を突っ込んでいったことと連動しての尻拭いにみえてしまう。それにしても先見の明のないことよ。「岸田氏の原発回帰は既定路線:参院選まで「余計なことしない」」(https://mainichi.jp/articles/20220904/k00/00m/010/090000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20220905)

 今、宗教二世が問題となっているが、彼の場合は三世議員。家業が国会議員職となっている。開成を卒業し、育ちの良さは性格の弱さに通じる場合もある、ような気がする。旧統一教会関係での言動不一致も、ま、東京育ちの平和ボケのボンボンのなせる技か。

〇 今日のNHK BS「キャッチ!世界のトップニュース」での「人口急増続くアフリカ」がよかった。人口減少が著しい先進国と異なり、人口が増え続けているのがアフリカで、国連は今世紀半ば、世界の4人に1人、否今世紀末には2人に1人がアフリカ人となると予測している。それはアフリカでの農業化の促進(労働力の確保:ところで水不足の話はどこにいってしまったのだ? ここでもデータの一面性を感じざるを得ないが)と一夫多妻制という構造的問題、というわけであるが、労働人口の供給地がアフリカになるのは必須とするなら、そこにかねてより食い込んでいるのが中国という現実を重ねると、彼我のいずれに先見の明があるかは明白だ。

〇 宗教と政治

 旧統一教会問題でも明らかなように、巷で言われているような、日本人は決して無宗教なのではない。エリート連中はマルクス主義など近代思想を代替にして無神論・無宗教と称して、自覚せずに物神(拝金)崇拝に走っているし、庶民、それも貧民層は目前の生きづらさからの手っ取り早い救済を願って新宗教に押し寄せ、日本人口を上回る宗教信者数を誇っている実情をきちんと押さえるべきだ。常にそうだが、体制化した宗教に民衆救済はできない。なぜなら体制補完勢力に組込まれ、そんな存在を苦しんでいる衆生は信頼していないからだ。新宗教へと向かう衆生は既成教団に絶望した人びとなのである。新宗教の魅力は庶民の救済願望にとにかく具体的指針を与えることで答えていることで、それが霊感商法のようないかに理不尽な内容であれ、通り一遍の既成宗教の教義・説教では救われない民衆の不満はそちらに走る。その深い伏流水の現実を見つめない限り、いやいつの時代にあってもサイレント・マジョリティは体制がやることなど信頼していないのである。

 こんなことやっているから、人心は政治から離れ、たかだか30%台の支持層で政権が運営される、それでよしと居直る衆愚政治が促進される。これではならじと非民主主義的な独裁政への動きがいつしか頭をもたげ(トランプ現象で顕在化した)、いつか来た道をまたもや繰り返してしまうのが人間世代論の常なわけ。

【追記】面白い記事をみつけた。2022/9/7:内田誠「国葬、五輪、統一教会:汚染だらけで逃げ場ない岸田政権“ジリ貧”支持率」(https://www.mag2.com/p/news/550899)

 2019/91/38:大塚玲子「キリスト教「牧師家庭」で育った26歳女性の葛藤:総人口の1.5%という人々の知られざる生活」(https://toyokeizai.net/articles/-/310325)

 2020/9/13:大塚玲子「「親の宗教」に20年囚われた女性が語る壮絶過去:薬は不可、自宅には「幹部」が交代で同居」(https://toyokeizai.net/articles/-/373040)

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