投稿者: k.toyota

バンクシーはアーティスト集団か

2022/8/4「バンクシーはなぜ誰にも見つからず作品を仕上げることができるのか?」(https://karapaia.com/archives/52314897.html)

 未だ正体が暴露されずに覆面ストリート・アート活動している落書き家バンクシー。いかにもイギリスらしい悪戯っぽい活動だが、模倣犯も出現しだしているらしい、その秘密の一端。白の大型キャンピングカーが目撃され、ドローンも投入しての、個人ではなくおとりの陽動グループを含めての集団での活動では、というわけだ。

 私が見て、ミニチュア庭園「Merrivale Model VIllage」(https://www.edp24.co.uk/news/business/yarmouth-merrivale-model-village-sold-8785008)に出現した「Banksy」「Go BIG OR GO HOME」という文字は、ネズミの絵を別にするとらしくないのだが、大型キャンピングカーが出没する動画がそれを立証している形ではある。

ネズミは、右端下の車輪の上に描かれている
庭園手前の道路に白色キャンピングカー

別件で、小学生に向けた以下の文言を今回みつけた。2016/6/6「Remember – Its always easier to get or giveness than permission.」(憶えておいて、いつだって(先に)許可もらうより、(後から)許してもらう方が簡単だってことを):https://karapaia.com/archives/52219274.html。

 画像掲載で呻吟しているお仲間への、私の助言でもあるのだが。さて最後まで逃げおおせるのだろうか。

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キリスト教とカネの問題

 叙述内容に若干問題があるが(「免罪符」というのは神学的に間違った表現:カトリックでは犯した罪による罰を赦すという意味で、「贖宥状」という:ただ庶民が理解したところでは同じことだったろうが)、先般触れた太平洋戦争と同様な「教会ビジネス」を指摘している記事がおもしろい。少なくともキリスト教の「正史」でそれは触れられていない。

 2022/8/3 大村大次郎「「天国に行きたくば金払え」統一教会と変わらぬキリスト教の過去」(https://www.mag2.com/p/news/547449/1)

 この記事の興味深いところは、キリスト教の布教活動の内実を10分の1税の徴収権を軸にみているところだ。

【追記】現代の普通のプロテスタント信者佐藤優氏が、献金について言及しているのをみつけた。

 「信教の自由と献金」(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220801/pol/00m/010/003000c)

 宗教法人の内実についてふれているのが、2022/8/30 神樹兵輔「統一教会問題で注目。神様仏様が聞いて呆れる「宗教とカネ」驚きの実態」(https://www.mag2.com/p/news/549934?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_tue&utm_campaign=mag_9999_0830&trflg=1)

 そこで金集めが新宗教の方がうまい、という叙述があるが、それだけではない。既成の大教団は大なり小なり伝統的に確保している信者からの宗教行事での経費や維持費によって労せずに集金されるシステムが構築されていて、それがすべてとはいわないが、それで多くの場合なりたつことができる。新宗教の場合は、新規に信者獲得せざるをえないのだが、そのため布教を強力に推進しなければならないが、その時の武器が人間誰しももっている精神的不安や不満から救われたいという弱みを突く言説、現代風にいうなら、心理学的療法を応用駆使して、人間の弱みにつけ込むわけである。

 私が上智大学に赴任してちょっと驚いたのは、学内に「心理学に素人の教員は悩んでいる学生の指導をしないで、専門家がいる学生相談室に行くように指導して下さい」という文書が配布されたことだった。これは直截にいえば、イエズス会神父の教員が学生にみだりに助言しないでください、ということで、これはそれまで当然のように宗教活動の一環で神父が信者や求道者の悩みにアドバイスしてきていたわけであるが、メンタル的に病んでいる学生にひたすら「頑張りなさい」などと励ましたり説教したりして、一層症状を悪化させる事例があったかららしい。もちろん神父さんやシスターで心理学やカウンセリングを修めた人もいたのだが、今から30年前ではそう多くなかったわけである。

 要するに、神学を学んだ宗教者では悩みを抱えた人間精神を立ち直させる効果的カウンセルができない、現代の臨床心理学からみて間違った対処をしている場合すらある、というわけで、私はこれじゃあ神父さん神学で人間を救えないじゃないですか、なんのための宗教者なんでしょうか、と心密かに思ったことだ。

 とまあこんなことやってるようでは、新宗教では遣い物にならないわけである。神学の学位はなくとも、新宗教のほうが人間の根源的な悩みに対して効果的な対処療法を実践している、という現実があるのである。そしてとにかく救済されたという体験をした者は、よろこんで感謝の念を示すわけである。

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アルカイダ指導者殺害発表のアメリカの在り方

2022/8/2発表(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN020F30S2A800C2000000/?n_cid=NMAIL007_20220802_H)。

 いかにもアメリカらしく、西部劇的に無邪気なまでに分かりやすい解決策で、テロ対策の一環だろうが、民主主義国家としてこういった乱暴な介入がいつも正しい行為とはいえないはずなのだが、さて腑抜けのマスコミは今回もコメントを差し控えるのだろうか。

 こういうのを大統領が自ら発表するというのも、秋の中間選挙がらみの思惑が透けて見えていて、なんだかなと思わざるを得ない。以下参照、2022/2/6:佐々木伸「IS指導者クライシ氏壮絶自爆:米特殊部隊急襲の全貌」(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/25659)。

 82歳になる筋金入りのペロシ下院議長の台湾訪問も、彼女の唐突な単独行動を演出しながらその実、大統領との打ち合わせ済みの行動だと、私は思っている。アメリカの対台湾政策はどう見たって二枚舌にしか思えないからには、中間選挙を念頭に「強いアメリカ」を演出する必要があったからの危険な賭だったはずだ。こういった言動がこれからも続くはずなので、強権国家の近隣諸国にとってやっかいなことだ(ただ、今般の日本政府の平静な対応を眺めていると、事前に非公式な事情説明がなされていたのかも知れない)。

 思い起こせば、ウクライナ戦争開始直前にバイデン大統領が「軍事介入はしない」と言わずもがなのひと言を発した件も、世間ではボケ大統領の失言ととらえている(振りをしている)が、プーチンに侵攻を決断させるための罠だった、と私は考えている。いずれにせよ、こういったことに単純明快なアメリカのことだから、でっち上げの大量破壊兵器問題のイラクの場合と同様に(http://www.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200407090425.html)、いずれ一件落着したあと事実が明らかにされるだろう(日本だとこうはいかない)。

【追記】2022/8/5

 逆に、米中は「妖婆」ペロシ訪問問題を事前協議していたという見立てもある。これももちろん有りだろう。外交を内政に互いが利用しあうわけだ。「超弩級・ペロシ台風が去った後の台湾状勢と米中関係:“キューバ危機”を事前に回避したバイデン・習近平の「密約」」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71237)。

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NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」

 2022年の今年も8月に入って敗戦記念日がらみの放送が始まる。NHK総合でも夜中の1時頃からを含めて数回の放送が予定されている。

 表記の番組は2022/8/2早朝の3時16分からの1時間番組だった。副題は「果てしない戦線拡大の悲劇」。アナウンサーに松平定知が登場していることからもわかるように、2011年1月に放映されたものの再放送と思われるが、未だ一見の価値ある内容に感じた。私はこういう番組は11年前にも見逃さず見たはずなのだが、まったくその記憶がないのはどうしたことか。

 今回、私的にもっとも興味深かったのは、大陸(陸軍)や南方(海軍)への戦線拡大を、日本の企業はビジネスチャンスととらえていて、占領地が利権の狩り場となり、有象無象の輩が中央官庁・軍部はもとより、現地占領軍でも「つて」をたどって跳梁跋扈していたこと、軍部もそこできちんと利害調整するよりも、「あそこはすでに〇〇が入り込んでいるから、××占領の際に△△鉱山を任すからどうだ」と、さらなる無謀な戦線拡大に向かうこととなった、という指摘であった。

 通常の敗戦論では、軍部上層の無定見な戦争指揮ばかり指摘されてきた印象が強いが、新利権に群がって沸き立っていた政商や山師たちと出先軍部の結託(なんと、海軍と陸軍で占領地での利権の区割りがなされていたとは:軍部にとっては、目先の上納金以外にも、天下り先の確保という意味もあった)、というまあ現代でも絶えることなく生じ続けている、いつに変わらぬ政・官・民の談合・癒着体質そのままだったようで、国を挙げて戦争継続・拡大に暴走していった挙げ句の敗戦だった、という点を正しく認識し強調した制作で、勉強になった。

 なお、この放送内容に関して書籍がNHK出版から出版されている。私は古書で廉価の新潮文庫の3冊本を入手し、今夏の読書にしようと思っている。

NHKスペシャル取材班編著『日本人はなぜ戦争へと向かったのか:果てしなき戦線拡大編』新潮文庫, 2015, p.47.

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旧統一教会メモ

 ここでも二世問題が。

 2022/7/29:「「信仰するふり」でつないだ家族 旧統一教会2世を救った言葉とは」(https://mainichi.jp/articles/20220728/k00/00m/040/130000c)

 2022/7/30:立花志音「韓国に嫁いだ統一教会日本人妻の歴史観と二世信徒の証言:旧ソ連崩壊後、霊感商法に走った統一教会と日本人の巨額献金の使い道」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71171)

【追記】2022/8/2:今市太郎「岸・安倍家にとって旧統一教会は三代続くファミリービジネス:安倍晋三氏は公明党とカルト宗教を使い分けて独裁者へ」(https://www.mag2.com/p/money/1216474

 上記の書き手が今般の問題に関するプロかどうかは不明なので、分かりやすく単純化したひとつの仮説としては面白いが、眉に唾つけつつ今後の状況の展開を注視していきたい。

【追記2】2022/8/14:やっぱり不正投票もしてたようで。「中傷ビラ、なりすまし投票:旧統一教会信者が明かす選挙支援の実態」(https://mainichi.jp/articles/20220812/k00/00m/040/277000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220814

 〇 2022/8/27 郭文完「脱北者がひもとく、統一教会による北朝鮮支援の30年史:北朝鮮での布教を目指した文鮮明と、北朝鮮に流れ込んだ信者の寄付」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71560)

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さてどうなるか:ウクライナ戦争

 まったく真逆の観測が。

2022/7/23:髙島康司「プーチン勝利宣言は9月11日前後か。日本で報道されないウクライナ軍の損害と本当の戦況https://www.mag2.com/p/money/1213725?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000115_sat&utm_campaign=mag_9999_0730&l=tvy03cf3bd&trflg=1

2022/7/27:渡部悦和「潮目変わったウクライナ侵略戦争、苦境に立たされるロシア:ハイマースの効果絶大、一部で包囲殲滅される露軍大隊も」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71127)

【追記】その後の論陣

2022/8/22:島田久仁彦「プーチンの狂気を呼び覚ます、ウクライナ「クリミア攻撃」の最悪シナリオ」(https://www.mag2.com/p/news/549040/)

2022/8/10:「クリミア奪還へののろしか:ロシア軍空港で爆発 付近にバカンス客も」(https://digital.asahi.com/articles/ASQ8B63TYQ8BUHBI00R.html?pn=3&unlock=1#continuehere)

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ゲノムと政治:技術の軍事利用

 2022/7/2にポンペイの遺体からのゲノム解析の件を報告した。これはまあ牧歌的な話なんだなあと思い知らされたのは、以下のような政治的利用された場合を知ったからだ。

 2022/7/30 毎日新聞「遺骨のゲノム研究、政治利用 「先住」主張し、占領の歴史正当化」(https://mainichi.jp/articles/20220728/k00/00m/040/055000c?cx_testId=122&cx_testVariant=cx_2&cx_artPos=2#cxrecs_s

 なんとまあ、イスラエルは先住民とされているパレスティナ人の祖先ペリシテ人が南欧系であることを根拠にその先住性を否定したという。

 最近の先端科学の成果を利用した同様な動きは他にもある。これも以前紹介した2022/6/3のブログ「ポンペイにロボット考古学者登場:兵器にもなる・・・」。

 ことほど左様に、科学の軍事利用って、そうそう安直に線引きできないわけで・・・。どだい無理なのだ。

【追記】2022/8/5:「軍事から生まれた私たちのテクノロジー:歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない」(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/27421?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=20220805)

 但し有料。

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創価学会メモ

 久々に思い出しついでにメモっておこう。

 創価学会:1957年「大阪事件」、1968年「新宿替え玉事件」、1969年「練馬区投票所襲撃事件」(中心人物に「いちいちこんび」の市川雄一なんてのもいたな)

  内部?告発者:山崎正友、竹入義勝、矢野絢也

2022/7/28:新 恭「統一教会と自民の癒着に公明党がノーコメントの深いワケ」(https://www.mag2.com/p/news/546917)

新恭:年齢不詳

【追記】これで思い出した。以下のブログ参考。2022/7/10「選挙資格の確認ってザルですね」

【追記2】2022/9/8:高橋篤史「「創価学会」団塊世代の退場で、一気に弱体化も」(https://toyokeizai.net/articles/-/616509?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2022-09-08&utm_content=1&mkt_tok=OTA3LUpLVC0yNTEAAAGGuP3NFVQBeQLyJSLQrJ3dyzhqXQD1gXR0R6c54nKhMPNah-Frl705SS076b87198vR8PH9aY_SjKkKIZCpP9MIZmzht3loGFm3oIguAHvVghBGr0)

  2016/4/12:島田 裕巳「創価学会はなぜ社会から嫌われるのか:戦後社会が育てた巨大教団」(https://toyokeizai.net/articles/-/111672)

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仏教界の戦争協力

 宗教と政治の問題のメモを残しておこう。あれ、もう8月だからか。

2022/7/28「戦闘機も献納、国家にすり寄り戦争に加担した仏教界最大のタブーを明かす:【前編】『仏教の大東亜戦争』著者、鵜飼秀徳氏が語る宗教と国家」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71132)

 江戸幕府時代、権力ににじり寄った浄土宗や天台宗、臨済宗が明治になって「廃仏毀釈」によって没落していくなか、それまで「一向宗」という名称で禁圧されてきていた浄土真宗が勃興していった、という流れは、我が実家が安芸門徒に属する私だったが、知らないことであった。

 誤解なきように付言しておく、この戦争協力はなにも仏教界だけだったわけではない、キリスト教も一生懸命にやっていたのは事実なのだ。

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世界キリスト教情報第1644信:2022/7/25:中絶禁止のフィリピンの現状

≪ 目 次 ≫
▽教皇、カナダ訪問は「先住民の人々を抱擁する旅」
▽特別機の機内で記者団に挨拶し、短い講話
▽サイモン総督、トルドー首相、先住民代表たちが出迎え
▽ドイツで「脱原発」議論の激しさ増す
▽中絶禁止のフィリピン、危険な代替手段に頼らざるを得ない女性たち
▽ロシア、「軍事インフラを破壊」とオデッサ港攻撃認める

今回はフィリピンの情報を。いたずらに理想論を言ったところで、状況は悪化するだけのこと、という現実をどう考えるべきか。

◎中絶禁止のフィリピン、危険な代替手段に頼らざるを得ない女性たち
【CJC】米メディア『CNN』によると、カトリック教徒が多数を占めるフィリピンでは、1世紀以上前から人工妊娠中絶は法で禁じられており、中絶したことが判明した女性には2~6年の懲役が科される。

また中絶手術を行ったり、中絶を手伝った医師や看護師らも国から厳しい処罰を受ける。

 そのためフィリピンでは多くの女性が、リスクを顧みず、望まない妊娠や実行不可能な妊娠に対し、中絶以外の方法を模索する。

 『フィリピン安全な中絶支援ネットワーク』(PINSAN)の広報担当クララ・リタ・パディラ弁護士は、フィリピンの妊娠中絶法の「漸進的な解釈」は存在するが、レイプや近親相姦(そうかん)といった深刻なケースや、妊婦の命を救うためであっても明確な適用除外規定はないという。

 パディラ氏によると、中絶を行った女性の大半は貧しい家庭の出身で、その多くが25歳未満だという。法的なサービスが受けられない女性たちは、助産師、神霊治療家、訓練を受けていない医師らが仮設診療所で行う危険な地下中絶手術に頼ることが多い、とパディラ氏は指摘する。□
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