「動物言語学」への誘い

 おもしろい記事が飛び込んできた。

 毎日新聞 2022/3/23「鳥は会話ができるのか:動物の使う単語、世界で初めて証明した38歳」(https://mainichi.jp/articles/20220322/k00/00m/040/166000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220324)、但し有料

 シジュウカラの鳴き声を分析して、単語のみならず文法まであることを突き止めた38歳の研究者がいて、2018年に米科学誌のPsychological and Cognitive Sciences, 115−7に掲載されていた(https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.1718884115)。

 いわく:「ピーツピ(警戒しろ)・ヂヂヂヂ(集まれ)」。これを聞くと、周りを警戒しながら天敵のそばに集まり威嚇する。しかし、語順を入れ替えた「ヂヂヂヂ・ピーツピ」では警戒も集まりもしなかった。つまり、単語の順番を「2語文」という文法で認識している可能性がある。

 以下の図版はちょっとやばいので、瞬時掲載するが、詳しくは毎日新聞でご覧下さい。

 昨晩の3/24のBSプレミアムで見たヒューマニエンスQ「考える臓器:“腸” 脳さえも支配する?」も面白かった。でもまだオンディマンドに登録されていないみたいなので、代わりに以下を表示しておく。https://tabiarm.com/?p=21521#keni-toc0

 こういった思考から導き出される世界観は、これまでの人間至上主義の分断的な欧米近代科学の捉え方ではなく、まるで汎神論的な漢方の世界の勝利のように感じてしまう。

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対面でカルチャーやります

 縁あって4月期に短期3回、NHK文化センター柏教室で講義することになりました。

 国立東京博物館で開催中のポンペイ展がらみのテーマです。関心のある方はご参加ください。

 連絡先:04−7148−1711

 「ポンペイ遺跡にみる火山災害」木曜日 13時〜14時半

後79年にヴェスヴィオ火山の噴火によりたった一昼夜で埋没したポンペイからは、当時の生活を彷彿させる興味深い発掘品が数多く出土しています。今回は、金融業者の家のレリーフ彫刻、富豪の大邸宅の多色舗床モザイク、製粉・製パン業者の家のフレスコ画やラバの遺骸にまつわるお話を中心に、古代ローマの庶民生活の一端に触れたいと思います。

Pompeii公共広場のBefore and After

 4/1「後62年の地震記録レリーフ:L.カエキリウス・ユクンドゥスの邸宅」(V.1.26)

 4/15「アレクサンドロス・モザイク:ファウヌスの邸宅」(VI.12.2)

 5/6「製粉場の圧死ラバさん:貞淑な恋人たちの家」(IX.12.6)

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世界キリスト教情報第信:2022/3/21

=目 次=

▼教皇が来られることが、平和達成の「カギ」=キエフ市長が要請
▼教皇フランシスコ、モスクワ総主教キリル1世とビデオ会談
▼ウクライナ大統領が米議会でオンライン演説、軍事支援や武器供給を要請
▼プーチン大統領、欧米志向のロシア人を「国の裏切り者」と非難
▼プーチン大統領の戦争、背後に「ロシア世界」思想=米メディア『ウォールストリート・ジャーナル』指摘
▼ボルソナロ大統領支持者多い町はコロナ死亡率高い=医学雑誌『ランセット』が指摘

 本日はちょっと長いが、五番目を紹介する。

◎プーチン大統領の戦争、背後に「ロシア世界」思想=米メディア『ウォールストリート・ジャーナル』指摘
【CJC】ロシア正教の指導者モスクワ総主教キリル1世は最近、ウクライナで続く戦争について、正義と悪の黙示録的戦いに他ならないと語った。この戦争の結末は「神の加護を受けられるか否かという人類の行方」を決めることになる。米メディア『ウォールストリート・ジャーナル』(WSJ)3月18日の指摘を紹介する。

 プーチン大統領は、今回のウクライナ侵攻の目的が「一部のウクライナ人」の解放だとしており、キリル1世の説明によれば、その「一部のウクライナ人」は、世界の支配者と称する国々が提供する価値観的なものを拒否しているという。その価値観とは、同性愛者の権利を主張する「ゲイ・プライド」のパレードに代表されるものであり、「こうした諸国」に仲間入りする際の踏み絵の役割を果たしている。「こうした諸国」とは欧州連合(EU)と、さらに広く西側諸国を指している。

 ロシア正教は、プーチン氏の地政学的野望を支えるイデオロギーの形成に積極的役割を果たしてきた。その世界観は、現在のロシア政府をロシアのキリスト教文明の守護者と見なすものであり、それゆえロシア帝国と旧ソ連の版図にあった国々を支配する試みを正当化する。

 ウクライナ生まれの神学者で、キリル1世のアドバイザーを務めた経験を持つシリル・ホボラン神父によれば、こうした考え方は共産主義崩壊後のロシアがイデオロギーの空白を埋めようとする中で生まれたもので、長年迫害されてきたロシア正教が、新たに開けた公共の場で影響力を持つのと同時進行してきた。

 モスクワ総主教庁に務めた経験を持つセルゲイ・チャプニン氏によれば、これらが「ソ連崩壊後の市民宗教」、言い換えれば「ルスキー・ミール」(ロシア世界)という思想の原点になったという。ルスキー・ミールという言葉は11世紀に生まれたもので、現在のロシア・ベラルーシ・ウクライナの大半を含む東スラブ語圏のことを意味する。

 プーチン氏にとって「ルスキー・ミール」は、旧ソ連やそれ以前のロシア帝国の領土を含むロシアの正当な勢力圏を意味する言葉だ。プーチン氏は、ウクライナ侵攻の3日前の2月21日、「ウクライナはわれわれにとって単なる隣国ではない。ウクライナはわれわれの歴史・文化・精神世界と不可分の存在だ」と語っていた。ロシア正教はこの言葉を信奉し、そこに宗教的色彩を加えた。その宗教的意味合いの中では、ウクライナが特別な役割を担っている。

 しかし、ウクライナでは、ルスキー・ミールの宗教的概念は、政治的概念と同様の抵抗に直面した。ウクライナの正教会信者の多くはロシアが主導する正教会に属しているが、ウクライナにはかなりのカトリック信者のほか、モスクワからの独立を求めてきたウクライナ正教会の信者もいる。2019年、東方正教会の宗教指導者コンスタンチノープル総主教のバルトロメオ1世はその独立を認め
た。

 この決定は東方正教会内に深刻な亀裂をもたらした。さまざまな国の教会が、モスクワ側についたり、コンスタンチノープル側についたりした。プーチン氏はバルトロメオ1世が米政府の命令に従っていると非難した。

 ロシア国内で、ルスキー・ミールは深く宗教的な響きを得ている。特に軍においては正教会の聖職者は軍の士気を高め、愛国心を促す。ロシアで核戦力を扱う陸海空の3軍には、いずれも守護聖人がいる。正教会はまた、シリア内戦におけるロシアの役割について、少数派のキリスト教徒を守るための「十字軍」だとして熱心に宣伝していたという。

 プーチン氏は昨秋の演説で、トランスジェンダリズムや「キャンセル・カルチャー(問題視される事柄に対するバッシング)」など、自らが西欧や米国に見受けられる文化的なトレンドと捉えているものを厳しく非難した。同氏は「われわれは異なる視点を持つ。われわれは独自の精神的価値観、歴史的伝統と多民族国家の文化に依拠しなければならない」と述べていた。

 しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻は、同教会が結束を求めてきた人々を分断し、侵攻の理由となったイデオロギー自体を損なう恐れがある。ロシアによるウクライナ侵攻以降、ウクライナの聖職者の一部はキリル総主教が戦争を支持していることに抗議するため、礼拝の際に同総主教への祈りを中止した。また、ロシア正教会への忠誠を撤回すると語る聖職者も出ている。□
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Oxford English Dictionary誕生秘話の映画

 明け方のテレビで偶然見た映画「博士と狂人」The Professor and the Madman、2019年。

 初版の発行まで70年を費やし、世界最高峰と称される『オックスフォード英語大辞典』の誕生秘話で、初めて知った、いかにもイギリスらしい話。

 「貧しい家庭に生まれ、学士号を持たない異端の学者マレー。エリートでありながら、精神を病んだアメリカ人の元軍医で殺人犯のマイナー。2人の天才は、辞典作りという壮大なロマンを共有し、固い絆で結ばれていく。しかし、犯罪者が大英帝国の威信をかけた辞典作りに協力していることが明るみとなり、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込んだ事態へと発展してしまう。」

主役のメル・ギブソンとショーン・ペン

 原作の翻訳もあるようだ。

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一帯一路とウクライナ

 私は全然気づかなかったが、中国とウクライナの密接な関係が報道された。あの空母もウクライナを経由して購入されたものだったとは。

 野嶋剛「兵器から食料:中国の欲しいものはウクライナから得たロシア支持との板挟みの習近平」(https://wedge.ismedia.jp/articles/-/26075)

 今回の中国の奥歯にものの挟まった動向はこれで解明された、と私は思ってしまう。なので、決してこの躊躇は台湾問題に連動することはない、だろう。

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ネット情報に踊らされる我ら哀れな愚民たち

 私はコロナワクチン接種にも積極的に参加した愚民の一人であるが、やっぱりやり過ぎだなと思わざるを得ないプロパガンダを受け入れるのは、躊躇せざるを得ない。「ウクライナ侵攻をめぐる「デジタル・プロパガンダ」」(https://webronza.asahi.com/business/articles/2022031400002.html?page=3);「ロシア、反戦訴えた女性スタッフに“フェイク”の疑い」(https://www.mag2.com/p/news/532299)

 データーには、基本的に異なった根拠での数字を単純に積みあげただけのものも多いので、数字はとにかく眉唾だ。だからフェイクニュースはやたら数字をあげて声高に吠えまくるのだ。ひょっとして事後に間違いが判明したところでお互い同士がてんでに勝利を主張するからどうにでもなる、と断じてのことのようにさえ私には思える。

◎輸入未承認薬:http://nml.mainichi.jp/h/agdta8jKyvyVyPab

◎戦争情報:ttps://tanakanews.com/220315ukraine.htm

      https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69263

 こんな情報もある。こういう視角からの見解が核心を突いていると私は思う;「ゴルバチョフは語る:西の「約束」はあったのか NATO東方不拡大」(https://digital.asahi.com/articles/ASQ3B51K1Q39PLZU001.html?pn=28&unlock=1#continuehere)

 また、例のごとく特異な観点から論じる田中宇氏が、マスコミ報道とは360度違う見解を提示した:「優勢になるロシア」(https://tanakanews.com/220316ukraine.htm)。氏の核心的論拠は、ポーランド、チェコ、スロベニアの首相たちのキエフ訪問を、実質的に何もしてくれない(できない)米欧をあてにできず、すでにロシアの軍門に降ろうと内心決心しているゼレンスキーを押しとどめるため、とみなしている点である(自国が事後にロシアの報復を受ける恐れがあるからだ)。アメリカ主導のマスコミ報道はまるで逆にEUを代表して激励をしに訪問したのだとしているのだが。

 さて、田中氏が決着ついているはずとしている2、3か月後に赤っ恥をかくのは一般マスコミか、田中氏か。これは見ものである(とはいえ、本当の眞相が判明するのは50年後になるだろうが)。

 私は、田中氏の論点中で少なくとも、新コロナ対策といいウクライナ問題といい、妙に即時的な米欧の共同歩調に対して違和感があることについては同意せざるをえない。それが米欧の自滅に繫がるのかどうか、結局は漁夫の利をえて中国が太る大転機となるのか、私には判断できないのだが。

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世界キリスト教情報第1625信:2022/3/14

=目 次=
▼教皇「神の名において願う、ウクライナでの殺りくを止めよ」と訴え
▼バチカン国務長官パロリン枢機卿がロシア外相と電話会談
▼ウクライナ戦争の一因はプライドパレード、とロシア正教会トップ
▼駐ウクライナ教皇大使、人道危機の中の大きな連帯に触れる
▼スイスへのウクライナ難民「最大6万人」、特別滞在許可証発行へ
▼核廃絶の議論活性化を緊急に=米サンタフェ大司教が呼び掛け
▼ボルソナロ大統領が福音派有力者と支持固め集会で、プーチンを「最強の男」と称賛
▼全光勲牧師、またも選挙遊説の形で「防疫無力化」を図る集会

 今回は、ロシア正教総主教の主張を紹介してみよう。ただCNNの報道なのでどれほど正確か、私には判断できないが。

◎ウクライナ戦争の一因はプライドパレード、とロシア正教会トップ
【CJC】ロシア正教会トップのキリル総主教は3月12日までに、性的少数者らが性の多様性を訴えるプライドパレードが「ウクライナの戦争」の原因の一つになったとの認識を示した。米メディア「CNN」が報じた。
 キリル総主教はプーチン大統領の長年の盟友とされる。総主教はモスクワでの説教で、「(ウクライナ東部の)ドンバス地域での紛争は世界の大国と名乗る関係国が差し出す価値観といわれるものに対する根本的な拒否に根差している」と主張。
 総主教はウクライナの戦争を人間が神の教えを守る形而上学的な意味合いを持つ闘争とも形容。「国際的な関係の領域で現在起きていることは政治的な意味合いを帯びているだけではない」とし、「政治とは違ったはるかに重要な人間の魂の救済の問題である」と説いた。
 「神の教えに背けば神聖さと罪の境界線をあいまいにしながら教えの尊さを損ね、さらに罪を人間の振る舞いの一つの例や見本ともなり得るとして助長する人々は決して許されるものではない」とも強調。「この問題に関する本当の戦争が現在起きている」と訴えた。

 総主教はロシアによるウクライナ侵攻の開始以降、批判的な姿勢を打ち出さないことで教会内部からも圧力を受けていたとされる。今回の発言は逆に、プーチン大統領が思い描いているとされる精神的かつ現世的なロシア帝国創出に支持を寄せる内容ともなった。□
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我が祖国も「千年の奴隷」の民か

 今回のウクライナの件でもそうだが、専門家ほど先行きを読み誤った感じがする(マスコミのロシア叩きの大合唱は論外として)。そうなった理由は、おそらくまだ表ざたになっていない事前の伏流水の存在があり、それはいずれ指摘されるはずだ。とはいえ、これからの趨勢はじりじりと専門家の分析判断の線に後退していくはず、と私は考えている。彼らは後追いは得意なのだ。

「ロシア文学者を「絶望」させたプーチン氏の「最後の夢」」(https://mainichi.jp/articles/20220311/k00/00m/030/358000c

「「強権の中での自由」:プーチン氏を生んだロシアの土壌」(https://mainichi.jp/articles/20220312/k00/00m/030/162000c

 ロシア文学者の亀山郁夫氏の所説にしたがうと、おそらくニュアンスの違いはあっても、ロシア人と中国人、それにあろうことか日本人のメンタリティーも「強権の中での自由」を求め、「千年の奴隷」に囚われた民といえるように、私には思える。否、地球上を俯瞰してみれば、欧米的な「集団から出て個人になった時の自由」をスローガン的に標榜する(そう公言しているだけで、実は実現されているわけではないのだが)ほうが少数派ではないかとすら言えそうだ。

 ま、いずれにせよ、ベクトルが行きすぎると反動が起こるのが自然界の常であるには違いない。

 こんなことを考えていたら、偶然こんなコメントも見つけてしまった。「世界人口の71%が「独裁に分類される国に住む」という衝撃」(https://news.yahoo.co.jp/byline/nishiokashoji/20220308-00285498)。掲載地図をちょっと見ただけで、これで民主主義側とされる薄青については大甘の算定であることは明らかでは(群青色のアメリカだって不正選挙が言われている始末なので、なにをか言わんや)。それなりに衝撃的なのでここに無断転載し、諸氏の覚醒を促す。

 そして、以下のような私見に近い発想もようやく出だした。ま、こういった国際把握感覚あたりがまともと思えるのだが。

 島田久仁彦「プーチンを煽りウクライナ侵攻させた“真犯人”は誰か?炙り出された悪魔の構図」(https://www.mag2.com/p/news/531017)

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今日は東京大空襲記念日だが:冷静な分析こそ必要

 平和ボケの延長でヒステリックにわめいても問題は解決しない。事実を冷徹に分析する態度こそ肝要なのに、えせ専門家たちが常軌を逸した言動に終始しているマスコミ報道は、民族的宿痾か。

 ちなみに3/10は東京大空襲の記念日。このアメリカによる歴然とした非戦闘員無差別大虐殺を忘れてはいけないのだが、例年に比べてその報道が非常に薄いのは、・・・理由は明白だよね。しかし、これでいいのか。

 明日3/11は東日本大地震による原発記念日だが、同様に片隅においやられるのだろうか。

 アメリカは、核保有国に対してこれまで戦争をしかけたことはないし、これからもありえない、だから、中共やロシアの侵攻に対して、同盟国日本はいざとなったら見捨てられてしまう、という田中均氏の分析は秀逸である。

田中均「ウクライナ問題を解決できるのか 国際秩序は崩れゆくのか」(https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220308/pol/00m/010/011000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20220309)

田中宇「ロシアは意外と負けてない(2)」(https://tanakanews.com/220304russia.htm)

田中宇「優勢なロシア、行き詰まる米欧、多極化する世界 」(https://tanakanews.com/220309russia.htm

 こんな裏話も暴露されている。

新恭「鈴木外務副大臣の対ウクライナ姿勢にのぞく“親プーチン”の系譜」(https://mail.nifty.com/mailer/pro/mailview.html)

 どうやら彼女の父親も同見解らしい。

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帰省のよすがに

 ずっと以前から広島に帰省したときの私の楽しみは、小イワシの刺身と、広島駅新幹線ホームの13,14番に出店していた立ち食いうどんであった(私はそこでもっぱら「たまごうどん」を注文する:駅内の他のうどん屋は全然お呼びでない)。そして、私が実家に帰り着くと母はどんぶり一杯の小イワシを「しごうして」(さばいて:具体的には三枚におろして)出してくれていたものだ。これにどろっとした西日本特有の刺身醤油と生姜をつけて食する。なんども流水ですすいでいるのに残っている苦みが新鮮さの証し、故郷の味である。それがいつの間にか禁漁時期が決まっていたりして、とにかくめったに口にすることできなくなってしまい、近所のスーパーに出てもたいていは地元産でなくなっている(料理屋ではメニューにあっても刺身はないのだ:なぜか丸ごとの天ぷらはある)。以下の写真は2010年ごろのもので、当時でも山口産より90円高かった。

私はこれを2パック買って帰る

 そのうえここ二年はコロナ騒ぎで、プラットホームでうどんを食べようにもずーーと店が閉められていて、昨年とうとうあろうことか店が弁当屋に変わってしまっていて、あれれという次第。あとから下のみやげ物売り場の待合室の奥まった一画に普通の店舗として開店していることを知ったのだが、相変わらずのコロナ騒ぎで閉店になっていたり、開いていても閉店時間が18時だったりで、これまでなかなか食せなかったのだが、年末の帰郷したときの帰り道で寄って試食しての味は変わっていない感じだが、プラットホームでかき込む風情が失われてしまったのはなぜか残念。以前、この腰のない柔らかいうどんはどこ製なの?と店のおばちゃんに聞いたときに、おばちゃんがくれた包装プラに「第一食品工業株式会社」の「ゆでうどん」と書かれてあった。

 この柔らかさが私にとって故郷の味である。かつて住んでいた津山の「福吉屋」のそれにも通じていて、なつかしい。

いつもはイナリを加えて注文するのだが、自販機で押し間違えてにぎりになってしまった。

 これまで唐辛子を自分でかなり大目にかけていたのだが、御時世で一人分のパックが添えられてきて、これじゃ足らないので「もひとつください」と言ってもらったのだが、それでもやっぱ足らんかった。

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