世界キリスト教情報第1617信:2022/1/17

= 目 次 =
▼教皇、駐バチカン外交団に平和のために対話と兄弟愛を強調
▼「労働者としての聖ヨセフ」=教皇、水曜恒例の一般謁見
▼教皇インタビュー「聖ヨセフとパンデミックを生きる親たち」
▼教皇が突如ローマ中心部のCDショップを訪問
▼修道女強姦疑惑の司教に無罪=インド南部ケララ州
▼末期でない患者が安楽死=コロンビア
▼カトリックのスイス人がプロテスタントの独少年合唱団で音楽指導者「トーマスカントル」に就任
▼イスラエル沖で古代ローマの金の指輪発見、大量コインも
▼シベリアで氷点下20度の屋外に捨てられた新生児を10代少年らが発見し無事保護

 今回はやっぱり強姦裁判を紹介する。なお、イスラエルの海中発見はこのブログ(2021/12/28)で報告している。

◎修道女強姦疑惑の司教に無罪=インド南部ケララ州

【CJC】ニューデリー発CNNによると、インド南部ケララ州の裁判所が1月16日までに、修道女を強姦した疑いが持たれていたカトリック教会のフランコ・ムラッカル司教に対し無罪の判決を言い渡したことがわかった。

 検察側は上訴する方針。CNNの取材に応じた検察官によると、ムラッカル司教は2014~16年、現在は44歳の修道女に性的暴行を複数回働いた容疑に問われていた。

 修道女は18年6月に警察へ被害届を提出した。暴行は同州にある聖フランシス教会関連の宿泊施設に司教が滞在中に発生したなどと説明していた。

 司教は同年9月に逮捕され、7カ月後にレイプや不法監禁を含む多数の罪名で正式に訴追されていた。司教は全ての罪名を否定していた。

 カトリック教会は、世界各地の教会などで発覚した性的虐待の疑惑への対応に長年苦慮している。教皇フランシスコは2018年の書簡で、教会は歴史的に聖職者による不正行為への適切な対処に失敗してきたとの認識を示していた。□
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