久々にMilvius橋コインの出品

 CNGのEオークション第493に、久々に出品があったので、紹介しておく。

 都市コンスタンティノポリス奉献記念貨幣の一つで、もちろんコンスタンティノポリス造幣所打刻(14mm, 0.92g, 12h)。裏面に「CONS/I」の銘文があるので、第10工房作。以前私のHP「実験工房」(http://www.koji007.tokyo/pdf/atelier/constantinus_1700.pdf)のほうに掲載のリストの中では02にきわめて類似しているように思う。02のオークションは2013/5という時期が時期だったので、なんと$900という高値で落札されたが、今回、業者提示価格は$200で、現在入札数1での$120。裏面に多少不明瞭な問題あるが、この落差には畏れ入る。

02掲載のもの:ちなみに14mm, 1.06g, 1h
Filed under: ブログ

Ostia近郊出土のテラコッタ製埋葬棺情報公開(2021/5/15)

https://www.ostiaantica.beniculturali.it/it/ostia-racconta/ostia-racconta-l-uomo-del-sarcofago-di-terracotta/

 2019年夏に発掘されたお棺の調査が終わって公開され、棺はオスティエンセ通りに沿って、ポルタ・ロマーナのネクロポリスがあった場所(考古学エリアの入り口)に置かれている。この棺はVia di Castel Fusanoで発見された。この地域は、60年代にいくつかの墓が発見され、すでにネクロポリスのエリアとして知られている由。

 棺はシンプルなテラコッタ製で、長さは188cm。直線的な長方形という非常にシンプルな形で、素材も良くないため、故人は中流階級と想定。発見時にはタイルのカバーで閉じられていたが、破損して一部が内側に落ちてしまった。タイルの一つにはスタンプが押されており、これにより埋葬された時期を紀元2世紀とすることができた。棺の底面、頭の側には、まるでクッションのような盛り上がりが見られる【私の経験だと、石棺ではこれは決して例外的でないのだが、テラコッタの場合はどうだろう】。

 遺体は背臥位で安置されており、人類学的分析により、骨盤と頭蓋骨の形態的特徴から成人男性であることが判明し、歯の摩耗や恥骨結合の形態から、死亡時の年齢は約40歳と推定された。また、死亡するかなり以前に19本の歯が失われていることもわかった【ヘルクラネウムの集団遺骸を見ていると、私にはこれが当時の平均的な状況とは思えないのだが、さて】。

 棺の中からは、4つのガラス製のウンゲンタリウムが墓用品として発見され、また、雄の豚の歯の断片が発見され、装飾品だった可能性がある由。

(以上、翻訳ソフト「DeepL」での試訳を利用してみた。なかなかこなれた日本語である)

【追記】2015/11/24の情報によると(

https://jp.dental-tribune.com/news/優れた歯をしていたポンペイ犠牲者/),ポンペイ出土の人骨も虫歯がなくて歯の健康状態は良好、ただ「彼らは物を切るのに歯を使っていたため摩耗していた」とのこと。

Filed under: ブログ

世界キリスト教情報第1583信:2021/5/24

= 目 次 =
▼2021年の「テンプルトン賞」は霊長類学者ジェーン・グドー
ル氏に
▼教皇、香港司教にイエズス会の周守仁神父を任命
▼教皇がミャンマー人信者に特別ミサ、「イエスの祈りに注目を」
▼教皇が一般謁見で「霊的生活の進歩と、忍耐力を養うこと」
▼NYで暴行被害に遭ったフィリピン系女性、攻撃者を許し「彼の
ために祈った」と中国紙報道
▼インドネシア中部テロでキリスト教徒の男性4人斬首

 今回は私好みのグドール女史の件と、香港関係を紹介する。

◎2021年の「テンプルトン賞」は霊長類学者ジェーン・グドール氏に
彼女は87歳
◎教皇、香港司教にイエズス会の周守仁神父を任命

【CJC】教皇フランシスコは5月17日、香港の新たな司教としてイエズス会の周守仁神父(61)を任命した。ロイター通信が報じた。 
 バチカンと中国が対立し、香港の人権問題で西欧諸国の懸念が高まる中での大幅に遅れた任命となった。
 周氏は、前司教の楊鳴章氏が2019年1月に死去して以降、代理責任者を務めた湯漢枢機卿の後を継ぐ。
 香港のキリスト教徒は、香港の自由を擁護するために積極的に行動することを求める一派と、対立を抑えたい派で別れている。新しい司教はこうした緊張を和らげる必要がある、とロイター通信は指摘する。
 高位聖職者は周氏が中間的な存在であると言う。米国で教育を受け香港のカトリック学校を長年監督した経験から、教会だけでなく広範なコミュニティとつながりがある。
 バチカンと中国は、正式な外交関係を結んでいないが、昨2020年9月に中国の司教任命に関する暫定合意を2年間延長した。
 司教任命に詳しい聖職者は「正式な外交関係がなく、バチカンが暫定合意に対して不安を抱いていることから、次の司教は信者を守りつつ、双方の懐疑心を和らげるため向こう数年間重要な役割を担う」と述べている

【追記】2021/5/31付の第1584信で、主宰者から、グドール女史の記事は、クリスチャントゥデイから一部盗用にあたるとの抗議がきた由で、「CJC通信の申し入れにより、記事を取り消 」すようにとの連絡があったので、全面削除します。記事の内容は元情報である以下をご覧ください。https://www.christiantoday.co.jp/articles/29514/20210522/2021-templeton-prize-jane-goodall.htm」

Filed under: ブログ

本日「ニュー・ポープ」先行無料放映!

 テレビドラマ「The Young Pope」の続編「ニュー・ポープ:悩める新教皇」全9話の第1回が無料で、スターチャンネルで放映される。監督パオロ・ソレンティーノ、主演ジョン・マルコビッチという、鬼才の組み合わせ。

 5/24から毎週月曜23時より。どんな怪演をみせてくれることやら。

 これとは別に、このところAXNミステリーで再々?放送の「ダウントン・アビー」を見ている。このテレビドラマのいいところはイギリスの階級制度の中での貴族の使用人たちがリアルに描かれていることだ。もちろん遺産相続が念頭の貴族の右往左往も。これを見ながら、古代ローマでもご主人様たちと奴隷たちの関係はこんな感じだったのだろうか、などと思い巡らせている。それにしても、人間とはなんと愚かで哀れなものか、と我と我が身につまされていることだ。

Filed under: ブログ

大文字の歴史・小文字の歴史

 2021/5/22の毎日新聞の有料記事で五輪関係にアクセスしたら、別の記事が目にとまった。それが「文春砲にあって新聞にないもの:文春編集局長×スクープ/上」(https://mainichi.jp/articles/20210520/k00/00m/040/195000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20210522)。そのインタビュー記事の中に週刊文春編集長の以下の言葉があった。「私たちの仕事って、人間の営みを、過ちも含めて記録していくことではないでしょうか。・・・ ゴシップを楽しむのも一つの文化だと思います。大文字の歴史があれば小文字の歴史もあるわけです」「大事なのは片方に片寄らないこと」「共通するのは人間へのあくなき興味です」。

 我が意を得たり、の感あり。

Filed under: ブログ

新コロナと遺伝子に関係が?ファクターX?:飛耳長目(83)

 私的に興味ある、新コロナに感染しても重症化しにくい遺伝子をもった人種がいるのでは、という指摘や、日本人での数千人規模のゲノム解析の中間発表が、日経新聞デジタル版に掲載されている(但し,有料記事)。

3/1「コロナ軽症化の遺伝子、古代人から」(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69459990W1A220C2TJM000/)

5/18 「新型コロナ重症化リスク:日本人にも遺伝的特徴 慶大など「2割保有」(https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20210518&c=DM1&ng=DGKKZO7198662017052021MM8000)

「コロナ重症化リスク研究:環境・個人差の影響大きく 数千人規模のゲノム解析」(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71981220X10C21A5CT0000/)

 後から知ったが、「ファクターX」なる造語があって、それなりに研究が進んでいるようだ。もちろん、変異株の出現で今後予断を許さないはずという事情もあって、過度の期待はできないが。https://www.covid19-yamanaka.com/cont1/74.html;https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83119

Filed under: ブログ

世界キリスト教情報第1582信:2021/5/17

= 目 次 =
▼教皇、自発教令で「信徒カテキスタ」を制定
▼教皇、半年ぶりに対面で一般謁見、喜び語る
▼米国務省が年次報告書発表、「北朝鮮の核と人権問題はトレード
オフはない」
▼米福音ルーテル教会がローラー牧師をトランスジェンダー初の監
督に選出
▼ウォーレン牧師のサドルバック教会が南部バプ連の規定に反し女
性牧師任命

 今回は近隣の状勢を紹介する。

【CJC】米国務省が5月12日、2020年版の「世界の信教の自由に関する年次報告書」を公表、北朝鮮や中国など人権侵害問題が提起されてきた国家の宗教的抑圧の実態を指摘した。対北朝鮮政策の見直しを終えて北朝鮮との対話再開を試みる状況でも、信教の自由をはじめ人権問題を優先順位の後方に押しやる考えがないことを、バイデン政権が明確にした。韓国の有力紙「東亜日報」が14日報じた。
 報告書は、北朝鮮が宗教活動をする住民を処刑、拷問、逮捕する事例を指摘し、今年も北朝鮮を、信教の自由の「特定懸念国」に指定した。19年連続の指定。報告書は、韓国の北朝鮮人権情報センター(NKDB)が、2007年から19年まで脱北者からの聴き取りに基づいて、死亡者126人、行方不明者94人など、信教の自由に対する北朝鮮政権の権利侵害事例1411件を報告したと伝えている。
 国務省で国際的な宗教上の自由に関する問題を担当するダニエル・ナデル氏は、電話会見で、「バイデン政権は人権問題を外交政策の中心に置こうと考えている」とし、「人権問題と国家安全保障問題を扱う時、両者にトレードオフはない」と明らかにした。
 中国も、信教の自由の「特定懸念国」に指定されている。ナデル氏は特に、イスラム教徒である新疆ウイグル族に対する中国政府の弾圧を指摘し、この地域が「野外刑務所」と化していると非難した。ナデル氏はロイター通信に、「中国のイスラム教徒への弾圧は、数十年にわたる宗教弾圧の集大成」と強調した。□
Filed under: ブログ

快便と姿勢の角度研究:トイレ噺(28)

 先般、テレビのCMかなんかで、現在の洋式便座姿勢での排便は筋肉の理に適っていない、というのをやっていた。私は自宅が昔の和式便器時代は(ま、三〇代までだったかな)ときどき出血に悩まされていたし、度を過ぎた飲酒や急激な運動のあとなどしばしば脱稿、もとえ脱肛で苦しんだ経験があり、便器が洋式便座になり、さらにウォシュレットになってからはそういうこともまったくなくなり、日々至極快適に過ごすことができるようになって大助かりである。

 しかし最近たまたま便通が固く排便で大いにいきんでいる自分に気付くことあって、これでは血圧とかやたら高めになって脳の細い血管なんか切れないだろうか、とちょっと心配になるほどのいきみ方だったので(それはどうやら杞憂ではないような:https://karadacheck.com/column/1choukatsu200525/)、あのCMが気になったということだろう。

 それによると、肛門括約筋とか骨盤低筋群が便座だと90度で肛門を締める角度となり、便通をよくするには35度の鋭角にしたほうがいい、すなわち角度的には昔の和式のほうが理に適っている、ということらしい。しかし足腰がだいぶ弱っている今となっては、和式でのしゃがみ込みに帰るよりも、現在の便座だと足を高くすればいい、とのアドバイスが書かれていた。これは簡単にできるので今度確かめてみようと思う。

 介護的には寝たきりの人の排便はたいへんだが(場合によっては指で掻き出すのだそうだ)、その仕方もコツがあるらしく、色々工夫がアップされている。しかしこっちのほうはできるだけしないで、さっさと逝きたいのものだ。

 いずれもググってみるとかなりの情報がすでにアップされている。ある意味いい時代となった。

【続報】さっそく試して見た。予想外のことだったが、その姿勢ではお尻と便座の形が合わないので、不安定というか居心地の悪さを感じた。お尻が妙に落ち込む感じなのだ。便座の改良なしの現段階では、あるブログで書かれていたようにむしろロダンの「考える人」のような前屈みの姿勢をとったほうがいいように思う。

【その後】実際に上半身前かがみで何度もやってみたが、顕著な効果は・・・なかった感じ (^^ゞ しかも勢いよくやると便器の後ろに便がかかってしまったり・・・。理論と実際はかくもちがうか、とつくづく思う。

Filed under: ブログ

【閲覧注意(^^)】そうだ「娼年倶楽部」でどうだっ!:Ostia謎めぐり(8)

 以前チャンネル回していて、後半だけみた「娼年」(2018年)ではそうも考えなかったが、今朝深夜に番組表の503チャンネルで「ザ・娼年倶楽部」が眼にとまった。このチャンネルは契約していないので映像を見たわけでないが、題名でひらめいた。

 Ostiaの「トリナクリアの浴場」Terme della Trinacria(III.xvi.7)も、聖所あり、地下水くみ上げ構造あり、一見パン窯風構造ありと、なかなか興味深い浴場なのであるが、とりあえず私が関心を持っているモザイクが二つある。ちなみにトリナクリアとは三角形のことで、その形状から三つの岬を持つシケリア(シチリア)の別称となっている。

、「トリナクリアの浴場」平面図;、シチリア州旗中心部分。蛇のメドゥーサでなく麦の穂になっているのがミソ

 その一つが、上記平面図での番号7の南壁際のベンチ前に埋め込まれたラテン語の白黒モザイクである。最後の一字の空間が手狭で「M」が無理矢理小さく書かれているのもご愛敬だが、頭の「S」の前に空間があるのだから、最初にちゃんと按配すればいいものを、と思わずにはおれない。手抜きの奴隷仕事だからか、今のイタリアにも連綿と通じるやっ付け仕事の民族性なのか、こんな仕事ぶりは他にも墓石碑文や顕彰碑文でもよく見かけるので、決して例外ではない(よもや、図案的なアクセント、ってことはないよね)。

部屋(7)の南から(5)方向を見る:右下の影部分に銘文モザイクの一部が見える
「STATIO CVNNVLINGIORVM」と読み取れる

 さて「statio」とは普通には宿駅のことだが、ここでは同じオスティア遺跡内にある「協同組合広場」Piazzale delle Corporazioni (II.VII.4)のそれとの連想で「事務所」とでもするしかない、そして「cunnulingiorum」はなんとも難物で、このラテン語、男性属格複数形なので、ご存知のように女性器をなめ回す男どものこととなるが、どう邦訳すれば品格あふれる私の論考にふさわしいかとなると、これまで思案投げ首だったのだ。ご多分に漏れず表看板だけにせよ、ここにはご婦人方に奉仕する若くてハンサムな男性奴隷たちがいて、お客様のお好みのままですよ、というわけ。世に「ボーイズ・クラブ」なるものが存在していることも今回初めて知ったほどの世情に疎い私であるが、続編「逝年」(せいねん,と読ませるので「少年」から「青年」への語呂合わせか)では文字的イメージでなんだか夢がないし(青年を通り過ぎて私世代みたいな)、このブログを読んだ後輩が「娼年」ではなく「娼夫」ではないかという意見も寄せてくれたが、看板的にはやはり若いほうがいいはずなので、やっぱり「娼年」でいこう!、というわけ。読者の皆さんでもっといいネーミングありましたら、教えて下さい。

 なおもうひとつは、部屋番号「8:tepidarium」に辛うじて残っているアスリート・モザイクであるが、それについてはいずれまた。

上記は一昔前の写真のもので、現在の保存状況はもっと悪い

 以下は参考事例としてのPompeiiの「郊外浴場」Terme Suburbane(VII.16.a)平面図(だいたいが地階[=日本での一階]だが、Dから階段登って上階となる)、とその脱衣所apodyterium (7)、そしてそのフレスコ画部分図。ここは最近は通常見学ができたりできなかったりの感じだが(私は最初見学許可を得て入った:その後、修学旅行風のイタリア人男女高校生一団がどやどや入って来てギャアギャア騒いでいた場面に遭遇したことがあって、さすがイタリア、18禁はないのだと)、その一階(日本での二階)には、娼館が付属していて専用トイレ(14:女神Fortunaの絵もある)もあって、こっちは許可を得ないと見学できない。私はトイレだけ一度見学したことがあるのだが、監視員が融通効かない中年女性だったせいか(すみません)、娼館のほうは見せてくれなかった(いや申請書には見学先を「トイレ」としか書いてなかったので、当たり前なんだけど。現場に行ったらそっちもちょっと見えて、しまったと・・・(^^ゞ)。

、平面図;、(7) 脱衣所全景:正面と右側に件のフレスコ画。件の画材はもっぱら右壁に残っている。当時は木製の棚があり、壁には釘跡も発見されている由
、主が女・奉仕者が男(III);、主が男・奉仕者が女(II)
これは、髪の形から一説では女性同士と考えられている(IIII)

 古代の著述家たちががどう書き残しておろうが、現代の研究者が上品ぶってなんと言い繕おうが、古代ローマ時代において、たぶん能動者も受動者も、娼館といわず自宅においても、相手が奴隷であろうが妻であろうが夫であろうが、何憚ることなくこの快楽と痴態に身を委ねていた、と私は想像する。ちなみに、オスティア銘文では奉仕者が男性形なので、享受側を女性と一応みなしたが、実際にはもちろん享受者が男性の場合もあるだろうし、奉仕者が女性の場合だってあったはず、と私はにらんでいる。

【閑話休題】参加者の大部分が私より年上で、女性のほうが多いある読書会で、なんかのついでに「私はホスト・クラブなんかに行ったことないので、行かれたことのある女性のご意見など承れれば」とつい口走ったことある。すぐさま女性陣から「ホスト通いするのは、男相手の水商売している女性がその屈辱感を逆に晴らすため鬱憤晴らしで行くところです!」と、きつく反論されたことがあった。ま、70歳過ぎてもこんなことも私は知らない野暮天でして、すみません。またまた普通の社会人に教えられました。

【追記】我が家に孫娘が来たら滞在する彼女専用の部屋に置いてあったトイレ関係を入れていた段ボールがあふれかえって壊れたので別のに入れ替えをしたら、下の方から2冊欧文著作が発掘された。Luciana Jacobelli, Le pitture erotiche delle Terme Suburbane di Pompei, L’Erma, 1995;Garrett G.Fagan, Bathing in Public in the Roman World, The University of Michigan Press, 1999, paperback 2002. こんな感じで研究書がどこかにかなり埋もれているはずなので、時々掃除するのはいいことだ。実はもとの所属大学に寄贈した雑誌のJRA,15が未だ行方不明。さて生きてる内に探し出せることやら。

Filed under: ブログ

宗教と政治の密なる関係:飛耳長目(82)

 以下のウェブ記事が面白かった。「神社本庁「全面敗訴」で始まる政変。カネと票を失った日本会議を自民党は切り捨てるか?=原彰宏」(https://www.mag2.com/p/money/1048829?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000115_sat&utm_campaign=mag_9999_0515&trflg=1)。

 私の関心は神社本庁にあるわけではないが、それが政権政党と構造的にどうからんでいるのかという視点において、私の研究対象の古代ローマ帝国とキリスト教とも通底しており、ヒントなり強力な傍証を提供していると思うからである。

 端的に表現すると、「権力と金は、集まるところに集まる」「政治屋にとって利用価値がなくなれば宗教団体も捨て去られる」「政治はお金と票には逆らえない」というあたりである。上記ブログにおいて主題とされていなかったが、自民党の集票機関としての創価学会=公明党の退潮にもちょっとだけ触れられているのは実に意味深である。

Filed under: ブログ